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ショートストーリー(600字)

就活の書類選考で課されて書いたショートストーリーです。(通過しました) 1分で読めますのでよろしければぜひ。 「リモート」をテーマにしてショートストーリーを書いてください。(600字) 最近、お家でひとりぼっちで過ごす時間が少なくて嬉しい。 でも、"りもーとかいぎ"は嫌いだ。 僕は同じ空間にいるのに、まるでいないみたいに扱われてしまう。 この時間は”おるすばん”よりもさびしい。 「これからリモート会議だから良い子にしていてね。」 ああ、今日も僕はこの時間を我慢してじっと

    • 僕をつくっている言葉たち

      僕は言葉に支えられているし、言葉によってできている。 僕の人格の25%程度は言葉でできている。 25%というと少ないように思われるかもしれない。だけど、「人格を形成する要素に言葉は入りません」という人も多いと思う。そういう、誰かにとってはなくてもいい要素が、僕にとってはなくてはならない要素として25%も存在しているのだ。 今回はそんな、僕を形成する言葉たちを10個紹介してみる。 言葉にあまり興味がない人には言葉の魅力を少しでも感じてもらえたら嬉しい。言葉が好きだという人

      • 短編 『天象儀』

        コロナにまけるな短編小説コンテスト:銅賞受賞 https://student-novelcontest-2020.web.app/  息が少し苦しい。  真歩の前に演奏をしたバンドが残した熱気のせいだろう。真歩が立つステージは呼吸がしやすそうで、羨ましく思う。  曲の前奏部分が終わりに差し掛かり、真歩が口を小さく開けて息を吸い、歌い出した。  私は、真歩の歌声に持ち上げられて呼吸が少し楽になったように感じた。  音楽に合わせて照明が輝くステージには真歩だけが立っていて、歌っ

      ショートストーリー(600字)