今すぐ行動したくてうずうずする。「野心のすすめ」
この本を読んでいたのは、主に移動中の電車やバスの中。
目的地まで静かに座っていないといけないのに、すぐに立ち上がって誰かに自分の野心を話したくなってうずうずした、この野心を叶えるために、あれもやっておきたい、これも抑えておきたいと考えがどんどん浮かんで、今すぐバスを降りたくなった。
こんな風にうずうずさせてくれる本に出会えたのはいつぶりなんだろう。
筆者は超有名な林真理子さん。田舎の普通の女の子だった彼女が、いかに野心を使って、普通では実現できないようなことを次々に叶えていって、今のポジションを築いたのかが書かれている一冊。
成功体験を書いているだけでなく、林さん独特のあの軽快な文章で暗黒時代のことや失敗談も書かれているので、クスっと笑いながらあっという間に読めるし、読みながら自分の胸にしまい込んでいた野心がふつふつと熱を帯びていくのを感じる。
特に印象に残ったのは、下記の「運」と「野心」の関係性。
いかに筆者が「運」をつかむために「野心」をうまく使っていき、その結果「強運」になったのかがわかる。
また、上記のように今は「運」と「野心」をうまく使いこなしている筆者でも、初めは本当にゼロからのスタートとだったことがわかるのが下記のエピソード。
私も辛い時こそ、そのことを鮮明に日記に書いて「絶対将来そんなことしてきた人より成功して、あの時こんなことありましたね~って余裕の笑みで言ってやる!」とか、何かのインタビューで苦労話としてネタにしてやる!と思っているので、共通点があるみたいでなんだかうれしい。
と同時に、辛いことにも慣れて、野心も胸にしまい込んで、このままでもいいのかな~あんまりかっこわるいこともしたくないしな~と思ってふやけていた最近の自分に喝を入れたくなる。
もっと自分の心に正直に、野心を持っていいんだ。多少かっこ悪くたっていいんだ、自分の人生だもの。と、素直に思えた。
この本を読んで、久しぶりに自分の野心を向き合って、この野心を、見なかったことにしないで、大切に持っていきたい、叶えていこうと決めた。
・今の人生でもそこそこ満足しているけど、本当は…と思っている方や、
・忙しすぎてなかなか自分と向き合えていない
・なんか人生つまんないけど、なんでなのかわからない
という方にこそ読んでもらいたい一冊。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?