フランス 子供のニーズに合わせて日常生活をサポートしてくれるSESSAD
フランスには障害児とその家族の日常生活、教育機関へ介入しサポートを行ってくれるSESSAD(Le Service d'Education Spéciale et de Soins à Domicile)という支援サービスがあります。
その子の特性や対応方法、個別教育計画 (PPS) などを、家族や教育・医療機関などで関わる人々に共有してくれます。
我が家の場合は、L'éducatrice spécialisée という教育指導員を主に心理士psychologueと精神運動訓練士psychomotricienがサポートをしてくれています。
プログラムは子供の発達やその時のニーズで変わりますが、現在の我が家のプログラムは以下になっています。
* 毎週火曜日 2時間 psychomotricienおよびpsychologueとのアクティビティ
* 隔週水曜日 午後 Atelier cuisine 次女がものすごく食いしん坊なので、 ''おやつ'' をつくるというアクティビティ。
最後におやつが食べれるという次女にとっては最高のご褒美があるためこのアクティビティは彼女にピッタリ。
買い物→おやつ作り→片づけ という一連の流れをéducatrice spécialiséeと一緒に行う。
その他にもバカンス中には施設の生徒数人でレストランへ食事へ行ったり、施設でお菓子作りやアクティビティ、家族やその兄弟のメンタルケアなどを行ってくれます。
家族のメンタルケアは稀ですが、我が家では先日心理士が障害の兄を持つ男の子とうちの長女を散歩に連れ出してくれ、きょうだい児の思いや悩みを打ち明けたり共有したりする機会を作ってくれました。
SESSADの仲介により、その他の医療・教育・行政機関などとの連携がスムーズになります。
日常生活をサポートしてもらっているのでéducatrice spécialiséeとは連絡を頻繁にとります。
そのため、その都度次女のことで困っていることなどがあれば相談できることも私にとっては非常に助かっています。
たとえばSESSADの対応外のことだとしても、その場合はここに連絡したらいいなど適格なアドバイスをもらえます。
母親の私にとっては精神的に非常に安心できる支援サポートです。
ちなみにこのSESSADはMDPHから申請します。
申請が許可されるとこのSESSAD支援が受けられます。
フランスの手厚い行政のサポートに感謝です。
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