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今を生きるを再確認

日日是好日を読んだ。

実は映画が公開された時に、樹木希林さんの遺作と聞いて、内容知らないながらに観ていた。

本の方を読んでいなかったので、映画を観た当時は

「ほっこりした、なんだか心が少し洗われた感じ」

という何とも言えない感想しか生まれていなかった。


正直よくわからなかった。


しかし、本を読んでみると、自分の中に情景がすっと入ってきて、

すごく考えさせられた(小学生みたいな感想、、笑)

そして初めて、本を読み終わった後にまえがきを読み返した

なんだか、もっと目の前のこと、一つ一つに真摯に向き合っていこうと思ったし、

「長い目で、今を生きろ」

がとても響いた。

外に出てみるとなんだかいろんなものを目にとどめておきたくなって、久しぶりに音楽を聴くことなく外を歩いた。

自分の五感を外のありのままの空間に預けてみたくなった。

(正直、注意散漫でやや危ない散歩になっていたが、、)


日が沈んで空が暗くなってきたときの何と言えない群青色のような、容易には生み出せない吸い込まれそうな色がすごくいい気分にさせてくれた。


カメラで撮ろうと思ってもその色は出なかった。


この純粋な感覚、気持ち、今を生きること、忘れたくないと思った。

定期的に振り返ろうと思った。

そして、今年の終わりに言いたい言葉ができた

「先今年無事目出千秋楽(まず今年無事千秋楽)」

そう思える1年になるように今を生きていくのがいいなと再度認識できた本だった。よかった。

なんだか茶道か書道か生け花とかをやりたくなる衝動に駆られる本だった。




心に留めておきたい言葉が数多くあったのでここに残しておこうと思う。

読んだうえで振り返りたい言葉を並べているので、是非読んでみてそんな言葉もあったなくらいで見ていただきたい(これはほんとに自分用の備忘録)

今、ここにいること
人生にも季節がある
学校はいつも「他人」と比べ、お茶は「きのうまでの自分」と比べること、
お茶は一人一人のあるがままを受け入れている。理解の早い方が高い評価をされるということもなかった。理解が遅くて苦労する人には、その人なりの深さが生まれた。
自分で一つ一つ気づきながら、答えをつかみ取ること、気づくこと、一生涯、自分の成長に気づき続けること
人間はどんな日だって楽しむことが出来る、そして、人間はそのことに気づく絶好のチャンスの連続の中で生きている、
学びとはそうやって自分を育てること
過去も未来もなく、ただこの一瞬に没頭できた時、人間は自分がさえぎるもののない自由の中で生きることに気づく
人の胸のうちはこんなにも外からは見えない
簡単に見えるものほど難しい、五感で自然とつながる
すべての事には理由がある


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