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うなぎ行列 ゲリラ雷雨で 人消える

今日は丑の日。
社食は毎年恒例の蒲焼定食です。
うなぎが600円で食べられるので、大人気の一品です。

我が社の社員食堂は、本館から少し離れた別館にあります。
うなぎ待ちで別館食堂の入り口から本館入り口にかかる大行列。
100人は言い過ぎですが、おそらく70〜80人くらいは並んでいます。

私はそんな行列を横目に、会社の近所にあるパン屋で調理パンを買いました。

そして会社に戻る途中。

ゴロゴロゴロゴロ…

うん?
なぁんか…嫌な予感…

空を見上げると少し先に黒い雨雲が見えてきました。

ゴロゴロゴロゴロ…

あ、絶対これ、危険なやつだ。
急いで会社本館に入りました。
無事自席に戻り、

さあ!お昼だ!
と、パンを食べようとした時

カァァァァーーーーーーーーーーーーー!
パキィ!!!

え?!
やっぱり…きたか!

館内にいた殆どの人が窓に駆け寄り、外を一斉に眺めます。
もちろん私も。

「うっわあ、スッゲー、雨」
「行列台無しだなあ」
「全然外が見えないよ」
色々な声が聞こえてきます。

確かに窓から見る景色は、
目の前に雨煙が立ち、その先が全く見えません。
本当に台風のような大雨。

うなぎ待ちの人たちはどうなったかなあ。
長い長い行列は消えていました。
蜘蛛の子を散らすようにみんな屋根あるところに避難したようです。
でも、果敢にも別館の食堂に向かう人が一人。
傘を盾に苦戦しながら向かっています。
うなぎ目指して頑張れ。

このゲリラ雷雨。
その後20分近くは続いたと思います。

とんだ丑の日でした。

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