西藍希🎈

東京都在住。文筆家。表現家。 会社勤めしながら物書き(文章や音声で色々(小説や詩など)…

西藍希🎈

東京都在住。文筆家。表現家。 会社勤めしながら物書き(文章や音声で色々(小説や詩など)表現)しています。 朝の音声配信で読む俳句もnoteで紹介しています。 隣町珈琲文芸誌「mal”」01で「くうちゃん」を投稿。 「mal”」03も詩「プリン・ア・ラ・モード」を投稿。

マガジン

  • note大学共同運営マガジン

    • 38,699本

    note大学共同運営マガジンです。 ※メンバーと共有していますので画像は消さないでください

  • 小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~

    • 1,079本

    小説専門の拡散マガジンです。 小説家を目指す人におススメ。 エッセイ、日記、コラム、小説に関する記事を載録しています。 小説家を目指してる人は、気軽に声をかけてみて下さい。

  • 今週の一句集(スタエフ音声配信から)

    毎朝スタエフで東京新聞記事を中心に配信をしています。配信の最後に即興で作成した「今日の一句」を詠んでいます。noteではその一句の紹介をしています。合わせて音声配信のURLも紹介しています。

  • 音声配信スタエフ

    音声配信スタエフ紹介用記事です。

  • 自己紹介&宣伝

    自己紹介や私の作品の宣伝用マガジンです。

最近の記事

  • 固定された記事

「宙のおつかい」第7話(最終話)

ピッピッピッピッ… 何か高い音がする 鳥の声?じゃないなあ 変に繰り返す音… 耳障りだなあ ガラガラガラガラ… 何かが動いた 「こちらになります」 「はい」 誰の声だろう… 「前足は、傷が深いです。ただ、幸にして刀を縦にスパッと一筋切った切れ方だだったので、上手く縫合して繋ぐ事ができました。」 「はい」 何言っているのか…さっぱりわからない… 「本当、この子、ラッキーでしたね…首の傷も浅くて傷はついていますが時間がたてば治ります…ここが深かったら命が危ないか、後遺症

    • 足止まる 自然のブーケ 白ツツジ

      桜を見上げる時期が終わる頃、見下ろせば色彩豊かなツツジの花が満開になっています。 春のあるあるです。 個人的には赤ツツジが好きですが、日曜日の帰宅時、あるマンションの前で咲いていた満開の白ツツジに思わず見惚れました。 まるで大きなブーケのようで足を止めて写真を撮りました。 昨日の音声配信 早いもので今年ももう5月です。 今年の5月初日は関東は雨で始まりました。 GW後半は金沢に行く予定です。 人が多いのは覚悟していますが、春の浅野川を今から楽しみにしています。

      • プツンコロコロ小梅おつ

        一昨日の話。 天気もいいので近くの神社にお参りに行きました。 その帰りです。 歩いていると突然上の方から「プツン」という小さな音がしました。 その音と共に少し前方に落ちてきた小さな物体。 その物体はコロコロと転がって目の前に止まりました。 正体は「青梅」(題名で詠んでいるのでネタバレですが) 見上げると梅の木があり、足元には数個青梅が転がっていました。 確か「青梅」「小梅」は夏の季語。 道に転がる青梅はいつもならもっと先のような気がします。 ※調べたら、去年の6/7に「青

        • 松の木に 囲まれ遅咲き 葉桜なり

          昨日の続き、赤坂からの帰り道の話です。 紀尾井坂を登り、紀尾井町ホールからソフィア通りで上智大学方面に向かいますが、このソフィア通りと並走している土手の道(『ソフィア散歩道』というようです)を歩きました。 高校生の時、初めてこの道を歩いてすっかりファンになりました。(この土手歩きたさに上智大学に行きたい!とその頃は思いましたが、ご縁はなく…) この散歩道は、春になると桜が綺麗です。ここの土手について調べたら、それまではクロマツしかない土手だったそうですが、1959年に上智大

        • 固定された記事

        「宙のおつかい」第7話(最終話)

        マガジン

        • note大学共同運営マガジン
          38,699本
        • 小説専門の拡散マガジン~小説家になろう!~
          1,079本
        • 今週の一句集(スタエフ音声配信から)
          126本
        • 音声配信スタエフ
          100本
        • 自己紹介&宣伝
          1本
        • こもれびの朝
          3本
          ¥500

        記事

          紀尾井坂 銀杏若葉が 波を打つ

          昨日は赤坂へ。 約5年ぶりにバレエスクールに行きました。 コロナ禍では、住んでいるところが最寄駅から2キロ近く離れていることもあり、駅前の大型スーパーに行ったりネット販売を利用していました。そのせいか、休日に電車に乗って出かける機会が少なくなり、みたい企画展の博物館・美術館へ行く程度になりました。特に体を動かすことがほとんどなくなり、Youtube動画をみながら体を動かしていましたが、やはりこれではいけない思い、バレエを再開することにしました。 コロナ禍前は新宿にあるスタジ

          紀尾井坂 銀杏若葉が 波を打つ

          GW 「お見合い」のたび 止まって謝罪 

          昨日から今年のGW突入です。 久しぶりに吉祥寺へ。 電車を降りた時から芋洗い状態。 目的地へ行くのに一苦労です。 ファミリー、恋人同士、学生たち、ながらスマホしながら歩く人、大きなスーツケースを転がす外国の方々… 駅前のロータリーから吉祥寺パルコに向かう道も人が多く、 昼間からハモニカ横丁もにぎわっています。 いろいろな人々を避けながら歩きます。 反対方向からくる人と「お見合い」するたび、止まって軽く謝罪。 人が多い道を歩くのも疲れるものです。 賑やかゴールデンウイークの始

          GW 「お見合い」のたび 止まって謝罪 

          障子開け 青空春日 ストレッチ

          昨日も暑い1日でした。 一昨日、あるテレビの番組で良い睡眠をとる特集をやっていました。 良い睡眠を取るための行動の一つに、「朝起きたらカーテンをまず開けること」とありました。朝起きてすぐ、日の光を浴びることで体内時計がリセットされるそうです。 私の寝室は障子の小窓があり、朝は明かりがさすので特に気にしないかなと思っていましたが、試しに障子を少し開けけてみました。 その後、朝のルーティンで軽くストレッチをしていると、青空から日が差す心地よい明るさを感じました。 今まで朝は障子を

          障子開け 青空春日 ストレッチ

          雨戸開け 春の朝日に 深呼吸

          昨日は朝から久しぶりに晴れ。 窓を開けると、朝日が眩しく。 音声配信にて毎朝、東京新聞の今日の関東の天気を紹介しますが「今日は晴れていい天気」と、つい表現してしまい、その度に収録し直します。 晴れは確かに傘を差すことなく身軽に外に出歩くこともできますが 雨を待っている人も生物もたくさんいる、 天気にいいも悪いもない… と分かっていても、朝日を朝から感じると思わず深呼吸が出ます。 しかし、昨日は暑かった… 退社後、家に入ると「ムーン」となま暖かい空気の匂いがして、 昼間の暑さ

          雨戸開け 春の朝日に 深呼吸

          春小雨 しづかにしづかに 道濡らす

          昨日も雨降りのお天気です。 さすが「穀雨」と感心します。 昨日はそれに加えて寒かったです。 東京最高気温17度。 普通といえば普通の温度かもしれませんが、なぜか肌寒く感じました。 なので昨日はおそらく今季最後(本当にそう願っている)のタートルネックセーターを着て出かけました。 話は変わって、火曜日の帰り道。 ポツ! ときて、 あれ? と思った時、 音もなく、アスファルトだけが濡れていく景色を見ました。 春の雨はというのは、本当に音もなく一瞬であらゆる景色を覆うすごい奴だ

          春小雨 しづかにしづかに 道濡らす

          ハナミズキ 白地にピンク 大人しく

          今までハナミズキという花がどいうものか、知らずにいました。 学生の時に、昔、ワシントンD.C.と東京でハナミズキと桜の花を寄贈し合うというお話を勉強した覚えがあります(確か英語の授業だったかと)。 当時は「ハナミズキ」ってどんな花だろうと思っていましたが、私の故郷・四国では見ることがなく(今はあるのかどうか不明ですが)、時は流れ… 上京してハナミズキを見る機会はあったと思いますが、「どんな花?」という疑問すら、日々の生活に追われ忘れていました。 (一青窈の歌が流行った時ですら

          ハナミズキ 白地にピンク 大人しく

          新緑と 仲良くいろどる 赤つつじ

          この句は一昨日、晴れた日の散歩で見た景色詠みました。 見上げると、桜も散り、新緑の若葉をつけた木々が生い茂っています。 この時期の並木道は見通しがよく、青空がずっと先まで続いているようで、歩いていても気持ちがいいです。 そして、目線を下げると桜の次に咲く春の花が見えます。 今、ツツジが満開です。 赤、ピンク、白と様々な色のツツジが咲いていますが、 中でも目を引くのが真紅のツツジ。 新緑とともに、夏に向かってもう一つの春を彩ります。 ただ、これほどのツツジ満開は、例年より

          新緑と 仲良くいろどる 赤つつじ

          八重桜 葉っぱ衣に 花びら隠す

          私の散歩道で見る八重桜もそろそろ終わりそうです。 ソメイヨシノと違い、八重桜は咲いたときに比べ、散り際の記憶がないのです。 満開の八重桜を見たと思ったら、いつの間にか緑の木々に変わります。 そう言えば、八重桜ってどうやって散っているのだろう。 という疑問が湧いてきました。 なので、今年は八重桜を意識して眺めることにしました。 と、思いつつ、すっかり忘れて昨日の散歩で 「あ、八重桜…」 といつも咲く八重桜を見に。 八重桜の花のピンク色が少しだけ残り、あとは新緑となっていまし

          八重桜 葉っぱ衣に 花びら隠す

          筍たち とんがり頭に 茶色い着物

          「今年は筍が豊作」 テレビのニュースで報じられていました。 そのニュースを聞いたせいか、スーパーに買い物に行くと 大きなカゴに筍たちが並んでいました。 みんな小ぶりで、10センチちょっとくらいでした。 大きくても20センチあるかないか。 実家でよく見た筍は大きく、 下処理は重く大きな鍋でアク抜きをしっかりしていたのを覚えています。 その度に台所の流しが汚れて、親も大変そうでした。 こんな小ぶりの筍なら下処理も楽にできそうだな… と思いながら茶色い着物を着た筍たちを眺めてい

          筍たち とんがり頭に 茶色い着物

          ポツリポツリ 除草シートが鳴る音(ね) 春小雨か

          昨日はあさから曇りがちでした。 会社からの帰り道。 なんだか雨の独特なにおいが漂いつつも、 傘を差すまでもないなと思い、そのまま歩きました。 ポツ、ポツ、ポツ!ポツ!ポツ! 右手からまあまあ大きな音が。 更地にかけたシート(おそらく雑草が生えるのを防ぐ除草シート)に雨が落ちている音がします。 その音で雨が思ったより降っているのだなと気が付きました。 春の雨は物静かです。 雨といえば、昔、社員寮アパートで私の隣の部屋に住んでいた友人の話を思い出します。 彼女はどんなに雨

          ポツリポツリ 除草シートが鳴る音(ね) 春小雨か

          若葉色 真っ直ぐ続く 並木道

          昨日の朝の散歩道。 家から少し離れたところにある大学の銀杏並木を歩きました。 青空に雲がぽっかりと浮かぶ背景の中、 若葉が萌え出るイチョウの木々が道に沿って並んでいました。 この日は空気が澄んでいたせいか 真っ直ぐに前に向かって続く並木に 吸い込まれるようでした。 そのまま真っ直ぐ行こうとしたその瞬間、 体にかけた襷掛けの紐が私の前進に待ったをかけます。 フンフン! 足元から聞こえる鼻息。 我が飼い犬(柴犬オス)です。 この景色に見向きもせず、 足元の草に鼻面を寄せ

          若葉色 真っ直ぐ続く 並木道

          春のかぜ やわらかくも いたずらっ子

          昨日の帰り道。 東京はかなり強い風が吹いていました。 ビュービューと音が鳴り、木の枝が揺れる音がします。 向かい風で息が吸えなくなるのも大変なので マスクをつけて帰りました。 春風は北風とは違う、 ということを忘れていました。 風の音が強くても、どこか肌に柔らかさというか優しさを感じます。 北風の息もできないほどの勢いとは違います。 ただ、北風は一直線に吹くのに対し、 春のかぜは上下左右どこからやってくるのかわからず油断なりません。 まるで、いたずらっ子のように、 「わーい

          春のかぜ やわらかくも いたずらっ子