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小2で短冊に「思いやりをもちたい」と書いた【七夕で人格形成されたかもしれない話】

七夕になると思い出すエピソードがあります。

この話で私という人間を軽く説明できるのではないかと思います。

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喧嘩ばかりの私に母がとった行動

今でこそ大の仲良しですが、よく兄や妹と喧嘩をしていました。

2歳づつ離れ、年が上とも下とも近い私は、おそらく一番喧嘩をしていたと思います。

しかも”殴り合い”の。

気が強かった私は、絶対に負けたくなかった。

そんな私を母はしぶとく叱り、

ぶったらダメ

と教育しました。

口を酸っぱくして

「人を傷つけるようなことは絶対にしてはいけない」

と言われ、時に、私が寝る二段ベッドの上に手紙が置いてあることもありました。


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そんな矢先の七夕、学校で短冊を書く

小学校低学年が書く短冊。

あれが欲しい、これが欲しい、こうなりたい、これがしたいなど子供らしい願いが普通ですね。

しかし母の思いが伝わったか、私はこう書きました。

「思いやりをもちたい」

笹の葉に飾った後、手元に戻ってきた短冊を手に、私は嬉々として母に見せました。

娘の短冊を見て、泣いて喜んだ母

相当得意気だったのでしょう。

私の記憶上、母は泣きました。

もしくは、泣くほどに喜んで、褒めてくれました。

ドッキリならば満点の反応です。

きっとあの時の私は、

ママをがっかりさせたくない
褒めてもらいたい

この一心でした。

ご丁寧に家に持ち帰って、真っ先に夕食の支度途中の母に見せたのですから。

しかし、その反応の良さがあまりに予想外でした。笑

当時の担任の先生までもが褒めてくれたような覚えがあります。

興味半分(=褒められたいというしたたかな思い)で書いたこの短冊が、まさかこんなに感動されるとは。

本を売っていたならミリオンセラー、
音楽ならオリコンチャート堂々の1位、
テストなら100点満点の花マルです💮

思いやりをもつって
こんなに素晴らしいことなんだ
(=こんなにいい思いができるんだ)

と幼いながらに衝撃でした。

この成功体験から、私は少し優しい人間になれた気がします。

"七夕"で形成されたかもしれない私の性格

強みは何か?人より優れている点をひとつだけ述べよ、と言われたら

思いやりがあること

と答えます。

じゃあ思いやりって?

相手が求めることを考え
想像力をいかに膨らませられるか?

ではないでしょうか。

これをしたら喜んでもらえるかな。

この人はこれが好きだよな。この発言を求めているかな?など。

話は戻ります。

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結論:子は親を喜ばせたい

私は七夕の経験から「思いやりをもつ」ことを大切にできました。

単純ですが、子供はお母さんに喜んでもらえると、本当に嬉しいということ。

色々な教育方法がありますが、

叱る、褒める

この両輪を上手く回した母にあっぱれです。

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