妹とビジネスするまで　~ゴルフ界でオンリーワンを目指す~

最近夜も寝れないくらい考えている悩みがありました。
昨日パッと視界が開けたのです。

何に悩んでいたのか？

それは、立ち上げたゴルフブランドACEANDRAREの今後の進め方です。
※以下、エースと省略します。

たった1人の「欲しい」と「好き」で始まったACEANDRARE

エースは、わたしの脳内の「あったらいいな」をそのままカタチにしたものです。

とても独りよがりなスタイルです。

思いつきを、そのまま仕事にする。
すべては自分の思い通りにやりたい。
誰にも口出しされたくない。

学生時代から「いつか起業する」と考えながら
社会人になって5年が経ち、2社経験しました。

人の指示で動くことに嫌気が刺していて、
自分の思うままに仕事をしてみたかったのです。

その代わり、服のデザイン、生産まわり、コンセプト決め、SNS投稿、今後の計画など、諸々ひとりでやっています。

会社とブランドの発起人であり、全責任はわたしにあります。

工場も取引先も自分で見つけ、交渉を重ねてきましたが、
妹や母、元上司には常に相談に乗ってもらっています。

ロゴ作成はプロにお願いしたり、コンセプトは代理店時代の同期に意見を聞いたりもしています。

経営スタイルの解決策が見つからなかった

しかし、1人では大きくなりません。

一緒に拡大してくれる仲間が不可欠です。

どんな風に、誰に手伝って貰えば良いのか？
ずっと悩んでいました。
そもそも、わたしの得意不得意を把握する必要があります。

わたしの強み:常識なんて関係ない

わたしは、
「物事を多面的に考察する」
「新しい発想を生み出す」
ことを得意とします。

思考方法はラテラルシンキング。
強みは、決めたことをとんでもない熱量とスピードで進める推進力です。
超好奇心旺盛。猪突猛進の一点突破型。

奇想天外な突飛なアイディアを出し、ちゃぶ台をひっくり返す。

常識など関係ない、と考えています。

負けず嫌いなので、叩けば叩くほど、伸びるタイプです。

縛られたり、指示をされると思考や行動に制限がかかってしまい、本来の能力や長所を発揮できません。

「自由」が好きで、翼さえ授けてもらえれば、なにかしら持って帰ってきます。

旅などに出ると、面白いほど気分が晴れやかになり、アイディアが生まれたり、影響を受けます。

基本的に、「やってできないことはない」スタンスです

ポジティブな視点で物事を見ます。
ビジョナリーな理想主義者です。
本気で叶えられると思って、どまじめに夢を語ります。

わたしの弱み：感覚的な行動主義者

短所の総括は、「わがまま無計画行き当たりばったり野郎」です。

緻密な計画は苦手です。
「いいと思ったことはまずやって見ないと分からない、だからすぐ動くべきだ」と考えるので、計画自体が机上の空論に思えてなりません。

感覚的に即行動するため、落とし穴には気付きません。抜け漏れは多々あり、会計や数字管理はからっきしダメです。経営者失格です。

タスク管理もざっくりと頭でやってしまいます。プロジェクト全体を俯瞰して見れず、大事な業務をあと回してにしてしまう短所もあります。

〇〇助成金や、〇〇申請、など興味が湧かないことには全くやる気が起きません。都合が良すぎて驚きますが、好きなことしか身が入りません。

走りながら考えるので、原点思考ができません。
そもそもこれでいいんだっけ？
「前提を疑う」「思考の偏りに気づく」ことが大の苦手です。


クリティカルシンキング、つまり、ネガティブに物事を見る力が足りません。
立ち止まることなどわたしの辞書にはないのです。

最強の右腕：妹

わたしの対極を行く、
つまり全ての短所を補える有能な人物がいます。
それは2つ下の妹、華子です。

紛れもない事実なので、身内ですが、褒めます。
(あ、今日誕生日だね。おめでとう❤︎)

超絶優秀です。
頭脳明晰です。
論理的です。
現実を見ます。

わたしの何十倍も地に足がついています。

メリットデメリット、その先予想できる結果が瞬時に見えます。彼女は昔から読書が好きで、言葉を操ることはとても上手です。

言い合いになったら、誰でも負けるでしょう。
何を言っても、即座に切り返します。

精神年齢が高すぎて、まさか24歳の口から出たとは思えない発言ばかりします。手厳しい意見が多く、それも根拠に満ちた理詰めであれよと言いくるめられます。

ど正論なので、「わがまま無計画行き当たりばったり野郎」にはたいてい異論はありません。

今までたった一つ、心の底から褒めてもらえたアイディアがあります。
エースのコンセプトです。これは私にとっての自慢です。

高校時代は、強豪校のバスケ部マネージャーをやっていました。

1年間の休みは3日ほど。毎日の練習、長期休みでさえも1度も部活を絶対休まない妹を置いて家族で海外旅行に行ったこともあります。年末に日本で一人で過ごす妹。

今考えると本当に冷たい家族で、母とたまに反省しています...。

監督の言葉や考えを噛み砕いて、部員に伝える重要な役目も担っていたようです。

大学では彼がサークルの代表を務めていて、癖揃いのメンバーをまとめあげるため、裏方でサポートをしていました。

「縁の下の力持ち」は、妹を表すに最も適した言葉かもしれません。

わたしは、マネージャーよりプレーヤーが好きで、自分に真似できたことではないので深く尊敬しています。

情報に疎く・ネットが弱いわたしに反して、ニュースやトレンドなど、情報感度の高さは目を見張ります。欲しい情報(結構ニッチなこと)をLINEすると、すぐさまスクリーンショットともに返信が来たりするのです。

冷徹な人間かと思いきや、実は人情に溢れているのです。

三兄妹の末っ子ゆえ、甘えん坊な一面があったり。

頼もしい一面があったり。

資金もない今、いつも「お金なんかいい。」
と嬉しい言葉をかけてくれます。

信じた人は、絶対に裏切りません。

その代わり、身内を傷付けようものなら、地獄の果てまで追いかけ牙を剥くでしょう。

華子ほど、敵に回したくない人もいません。

ならば迷いはないだろう。


実際に華子以上の右腕はいません。
しかし大きな懸念がありました。

妹とタッグを組む不安

万万が一、
「関係が決裂してしまったらどうするか？」

仕事の話になると熱が入り、
喧嘩になってしまうことも多々あります。

真剣だからこそ議論は白熱します。

家族だからなんでも言える。
相手に損やミスをして欲しくない。

どちらの意見も正しいが故に、
お互い一歩も譲らない、
ということが起きかねないのです。

それぞれの理論と正義がある、
まるで戦争のようなイメージです。

”意見が真っ二つにわれた時、どう判断していくのか？”

ましてや意思決定のスピードだけは、
絶対に他社に負けたくありません。

特性が違う2人なので、意見の対立は日常茶飯事。
全議題の落とし所を見つける時間は、現実問題ないのです。

せっかく仲が良いのに、
にっちもさっちも行かなくなったら…

そんな心配がありました。

わたしはいくら夢想家でも、重要なことは、
最低最悪のことを想定します。
ポジティブだけど、ネガティブなんです。

深く知る人には、「桃は本当悲観的だよね」と言われます。

大好きな妹に一生会えなくなる可能性がある。

そんなリスクを犯すのは絶対に嫌だ、と考えていました。
取れないリスクは絶対犯さない。

家族としての関係を大切にしたい。

華子にがっつり手伝ってもらうことは難しいのではないか？という結論に傾いていました。

できる限りフラットに判断したいので、信頼する人や、経営者の方に幾度となく相談しましたが、これといって納得感のある回答は得られませんでした。

差し込んだ光、キーパーソン「神島」登場

昨日わたしの霧が晴れました。
キーパーソンは、かみしまくん、という人です。

発言が神がかっていたので以下「神島」と呼びます。
まだ漢字は知りません。

華子を7年間知る親友です。
彼は大学卒業後、文系であるにも関わらずプログラミングの専門学校に通い、自らがエンジニアとして活躍しながら中学時代の親友と共同経営をしています。
自分が描いた夢に実際に生きる人で、人に勧められた本は必ず読むという読書家。インプットされる情報は多く、どんな話題にも明るいです。

「ぜっっったいに2人で力を合わせるべきだ。」

この一点を強く主張しました。

多角的に理由を説いてくれました。

●わたしと華子は、真逆のタイプでバランスが良い
●長所短所を補完しあえる


そして、2つのアドバイスをもらいました。

「意見は必ず対立する。
とことん話し合って、互いの中間を取る。」

「一切の感情を抜きにして、議論する。」

なんと難しいことでしょう。

説得力があった理由は、
全て実体験を元にした話だったからです。

”神島”自身が華子タイプ。
会社を一緒にやる相方(実質的決済者)がわたしと瓜二つだそうで、真逆の2人が数々のハードルを乗り越えてきた話を聞かせてくれました。

図解してみると、こんな感じになります。

慎重・計画派　 : 神島 ＝ 華子
直感・即行動派 : 神島の相棒の共同経営者 = わたし

神島は2人ほどお互いの強みが違う、シーソーのような、バランス最高な人を見たことがないというのです。

固まった決心

絶対に華子と組むべき。
華子以外の適任者がいない。
独断で経営判断していたら
絶対にうまくいかない。
違う強みを持つ相方を入れろ。
上手く付き合う努力もできずに成功はない。

華子を入れなければエースの未来は見えない、とわたしは受け取りました。

背中を押してくれました。

神島の言葉を聞いていたら、
最悪の事態は免れる気がしました。

華子なら、話し合えばきっと分かり合える。

深い信頼と絆がわたしたちにはある。

右腕は華子しかいない。

不安よりも、やるべき理由が遥かに大きくなり、
迷いがなくなりました。

自分だけ成功しても意味がない

先週くらいから、Trelloというタスク管理ツールを使っていました。神島は、それよりも使いやすく目標管理できるNotionというツールを自ら開発したそうです。

無料であげる。
それでしっかり目標進捗状況などを毎月確認してみて

というのです。

大変な思いをしてつくった、まだ世にも出ぬ貴重な代物を、タダでもらっていいのか？質問しました。


彼の言い分はこうです。

エースの事業に可能性を感じるから、
お金があれば絶対投資していた。

今自分にできることがあるなら、
もちろんしたい。
でも、華子になら絶対使いこなせる。

そして、

自分だけじゃなくて、"みんな"で成功したい

と語るのです。

実際にその通りです。
いつか成功したら世の中のために使えるようになりたい。
みんなで仕事を頑張っていきたい！

そんなことを話していました。

がむしゃらに働く意味

ロジックツリーを作ると
人生の幸せにたどり着くそうです。

働く意味は何か？

わたしは、「自由」を手に入れたい。

突き詰めれば、自分と家族と仲間が幸せになるため。自分だけが仕事で成功しても全く面白くありません。

自由を手に入れた先にやりたいことは？

その先のさらに崇高なビジョンとしては、

若い女性のロールモデルになりたい
若者の視野を広げ選択肢を与えたい

という目標があります。

その夢に近づくためにわたしには華子が必要です。

姉妹経営。
きっとこれを成功させ、ゴルフ界に、
そして世界に、新風を吹かせたいです！！

ぜひ見守っていただけましたら嬉しいです！

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