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#11 美の基準は自分の中に。

こんにちは、美容ライターの比嘉桃子です。

前回の記事タイトルは「“あの人”が使うコスメやスキンケアが、気になる。」でした。
誰かを真似したっていい。
好きな誰かに憧れたっていい。
その人の使うコスメを使ってみることで、美容に興味が持てたらいいじゃないか、という話をさせていただいています。

そうして誰かのことをいいなと思うのは悪いことではありません。
むしろ私は、そのように誰かのことを素敵だなと思える人こそ素敵だと思います。

ただ、気をつけたいのは「キレイ」や「かわいい」、「美しい」という言葉の基準を他人の中に作り上げてしまうこと。
これだけは気をつけた方がいいと思います。

「美しい」という言葉を見たときに、あなたは何を思い浮かべますか?
色鮮やかな花を思い浮かべる人もいれば、モノトーンで統一されたインテリアを思い浮かべる人もいるでしょう。
はたまた、何気ない日常の風景を浮かべる人もいるかもしれません。

「美しい」の基準は人それぞれ。
同じ言葉でも、受け取る人や使う人によって大きく価値観が変わる言葉だと思います。

たくさんの意味を持ち得る言葉だからこそ、扱い方に注意して欲しいのです。
「美しい」という言葉の意味を他人基準で考えてしまうと、自分の美しさを見失う可能性があります。

誰かを目指すことはできても、誰か自身になることはできません。
新垣結衣さんに憧れて美容を頑張っても、新垣結衣さんになれることは一生ない。
つまり、叶わない願いを必死に追いかけることになります。

でも、自分を基準にしていたらどうでしょう。
「美しい」姿になった自分を目指していれば、いつか自分自身が考える、最大限美しい自分を体現できる可能性はありますよね。

自分がどれだけキレイになれたか、かわいくなれたかについては、過去の自分を基準に考えるのがおすすめです。
自分史上最高の自分を目指す。
昨日の自分より美しくなっているかどうか。
1年前の自分より美しくなっているかどうか。
そこに焦点を置くと、進むべき道が見えてくる気がしませんか?

どんなに美容に時間を費やしても、1年前の自分、5年前の自分と変わっていないという方もいます。
でも、1年前の自分と変わらないのであれば、それは美容の指標でいくと“成功”です。
なぜなら、人は老いゆくものだから。
わたしたちは年齢には逆らえません。
コラーゲンの生成は減るし、ターンオーバーは乱れるし…肌は毎日少しずつ老いています。
それなのに、過去の自分と変わらないのであれば、老化に抗えているということ。
肌が変わらないのは、美容の成果が出ている証拠なのです。

キレイな人を見て落ち込むのではなく、自分の中にキレイを見つけること。
そして、自分史上最高の自分を目指すこと。

ぜひ「美しい」の基準を、新たに定義し直してみてはいかがでしょうか。

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