京都のど真ん中のスターバックス
「お気に入り」のお店を見つけると、誰かに教えたくなります。
でも、それが席数の少ない小さなお店だった時、ちょっぴり迷います。
「もし、みんなに知らせて混雑したら・・・」
ああ、なんて心の狭い人間なのでしょう。
でも、「これはいい!」
と思うのは、私だけではないのです。
私が、人に勧めようが内緒にしていようが、「いい店」は口コミで、あっという
間に広がるのです。
その一つが、スターバックス京都烏丸六角店です。
烏丸通のビルの1階に入口があり、店内に入ると目に飛び込んで来るのが、こ
の風景です。
店舗に隣接する六角堂が、大きなガラス越しに、ドーンと見えるのです。
紫雲山頂法寺六角堂は、聖徳太子が用明天皇2年(587)に創建したと伝えら
れ、華道家元池坊が住職を務め、いけばな発祥の地としても知られています。
境内には本堂の古堂跡と言われる「へそ石」があり、そこが昔から京都の真ん
中と言われています。
・・・つまり、ここは、京都の真ん中のスタバということになります。
初めて、このお店を訪れた頃は、店内はガラガラとまではいかないものの、い
つでも好きな席に座ることができました。
私の「お気に入り」の席は、六角堂を真ん前に眺めることができる一人ソファ
ー席です。
ここで、創作ノートを開いて妄想に浸るのは、至極のひとときでした。
ところが・・・。
いつしか、満席で座れないことがしばしば。
そうなんです。
評判が広がったのです。
それが証拠に、
「スタバ六角堂 写真」
と検索すると、ものすごい数の画像がアップされています。
つまり・・・私が、
「もし、みんなに知らせて混雑したら・・・」
と迷う必要はまったくないわけです。
そうです。
「いい店、いいもの」というには、自然に広まってゆくのですね。
ちなみに、六角堂の境内からも、お店に入ることができます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?