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みたらし団子は“照り”が命です

「みたらし団子」が京都が発祥だということは、けっこう知られています。

下鴨神社の境内社の一つ「井上社」の前に、「みたらしの池」があります。
ここは、葵祭の際に、斎王代が禊をすることで知られています。
「みたらし団子」は、この池に湧き出る「水泡」をお団子に見立てたものと言われています。
その「みたらし団子」は、かつては神前に供えられたもので、祈祷後はそのお下がりを参拝者が家々に持ち帰って食べたそうです。

現在、下鴨神社の駐車場出入口の道路を渡った西側にある「加茂みたらし茶屋」でいただくことができます。

一般的にお団子は4つが多いと思う。
それが、このお店で、ひと串に5つ。
一番、先っぽのお団子だけが、ちょっと離れてついています。
なんでも、後醍醐天皇が下鴨神社に行幸されて手を洗おうとした際、一つ水泡が出て、その後続いて4つの水泡が出たということによる説。
もう一つは、お団子を人の身体(五体)に見立てて、先っぽの一つが「頭」だという説。

たかがお団子に、なんとも神々しい逸話が残っていることが、1200年の歴史の都にふさわしい気がするのでした。

さてさて、そんなあちらこちらのホームページやらブログ、ガイドブックに載っていることはさておき、写真をご覧ください!

いかがでしょう!!
この見事な「色」。
テカッてます。
一目見ただけで、その「味」を想像してしまいます。
あ~たまらん。
唾が出てきました。

え?
そうか!そうなんですね。
梅干しと同じように、“照り”を見ると唾が出るんですね。
それにしても、ホントにいい色です。

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