見出し画像

伝わってる?そのマンガ用語②

こんにちは桃缶です(*^-^*)
編集者と漫画のネーム修正のやりとりすると、いろんなことを言われるわけですが、「それ、うまく伝わってないんじゃないの⁈」と思われる言葉が数多く存在するのでいくつか解説してみようと思います。
前回はこちら
※すべてのケースに該当するわけではなく、あくまでわたしの主観で解釈した内容です。

◆この漫画の面白いところってどこ?

うわぁ辛辣ぅぅ…
これ言われるとショックですよね…(;^ω^)
わたしもこれ言われてめちゃくちゃショック受けたことあります。
「えっ…面白いと思って描きましたが…?( ゚Д゚)」って思いますよね。
でもたぶん、「この漫画つまんねー」というだけの意味ではないと思うんです。(たぶん…たぶんね…)

漫画の面白さって、実はある程度「型が決まっている」んです。
恋愛モノだったら告白すんのかいせんのかい。
復讐モノだったら復讐うまくいくのかいいかんのかい。
勝負(バトル・試合)モノだったら勝つんかい負けんのかい。
全部「これ、どうなるの?」いわゆるコレドナ感があります。
どうなるか最後までわからないから、読みたくなるんですよね?

コレドナ感のない漫画は、以下のようなケースが多いと思います。
 ・オチがわかってしまっている
 ・ストーリーにドラマがない(普通のことが起こってるだけ)
こういう漫画は、先が気になりません。
そんなときに編集者は発するのです、「この漫画の面白いところってどこ?」と。
まあひとことで言っちゃえば「つまんねー」なんですけど、「コレドナ感が作れていないよ!」ということなんですね。


読者をワクワクさせて、最後まで読みたい!という気持ちにさせるコレドナ感。
ストーリーには絶対に必要な要素です。
是非ストーリーを創る際には「コレドナ感は作れているかな?」という点を意識してみてくださいね!(*^-^*)b

わたしの好きを詰め込んだマンガですが、届いてくれることを願って。応援いただけると本当に嬉しいです。