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ほどほどが大事

連載準備を始めて5か月、5話分書き溜めてからの配信開始なので、いよいよ最終段階に向けて動き出しました。
まだ配信開始日やら詳しいことは明かされていませんが、わたし自身はこれまで同様ただひたすらに原稿と向き合うのみです。
とりあえず多くは求めず、無事に連載を開始して終えることが目標です。

ご尽力いただいている担当Mさま、ありがとうございます(*^-^*)


さて、SNSをやっていると漫画家志望や小説家志望のかたを多くお見かけします。
すごく頑張っていらっしゃってもはや姿勢はプロだなあと思うことも。
仕事して帰ってから描いて、休日も描いて、本をつくって、宣伝して…
ものすごいエネルギーを使います。
わたしも同様のことをしていたので、エネルギー不足になると体調不良になることもしばしば。
頭痛やだるさ、ネガティブ思考などに襲われてました。

わたしは一度、プロデビューを目指して漫画投稿に振り切った時期があって、にもかかわらず持ち込みしてもダメ出しの嵐でメンタル的に落ち込んだことがあります。
そこから3年ほど、漫画を描くことから離れていました。
※詳細は『2次創作に救われた』の記事にて。

SNSでも、時折筆を折るかたを見かけます。
あんなに頑張っていたのに、もう描きません、諦めます、というつぶやきを突然目にすると、あの頃の自分を思い出して胸が痛くなります。
頑張っているのに結果が出ず、焦りが募る、精神的に不安定になって、作品にもそれが現れる、そしてまたダメ出し…
そのサイクルにはまると、どんなに強い意志があっても病みます。

わたしはまた漫画を描き始めるとき、あんな思いはもういやだったので、ひとつ誓いをたてました。

「楽しい」を優先する。
創作は、心が病むくらい苦しいならストップする。
絶対にやらなければいけないことではないのだから。

そう思って楽しく創作を続けていたら、5年後、商業連載のお話をいただきました。
こちらがどれだけ扉を叩いても開かなかったのに、外で楽しく遊んでいたら扉が開いて中に招かれた、そんな感じです。
天の岩戸みたい(*'ω'*)

今は原稿料が発生しているし、編集さんに版元さん、書店さんと、関わる人数が多いので、仕事として漫画と向き合っています。
ノってもノらなくても、毎月決められたページ数こなさなくてはなりません。
自分が楽しいからという理由で漫画を描くのとは、やっぱり少し違います。

けれど最近思うのは、仕事でも仕事でなくても、心を壊してまで続ける意味はないということ。
心身ともに健康でなければ、漫画は描けません。
心身ともに健康だからこそ、面白さを追求できるのです。

だからいい意味で「ほどほど」が大事です。
命を懸けるほどのことではないのです。
命が一番大事。
命があれば、たとえこのチャンスを逃しても次があります。

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単にわたしが歳を取って、物事に執着しなくなってきただけかもしれません(;^ω^)
でも遊び(余裕)をもって生きるということの重要性に気づきました。
メラメラ勢いよく燃えて短命で終わるより、ジリジリとしぶとくいつまでも燃えていたいのです。
まだまだ固く力が入っているわたし。
歳女だし、これからもっと脱力して、もっと柔軟に生きていく。
それを目標にしたいと思います(*^-^*)

わたしの好きを詰め込んだマンガですが、届いてくれることを願って。応援いただけると本当に嬉しいです。