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今までと、今のじぶんを抱きしめるような表現の時間

5月から受講していた「表現アートセラピー」のトレーニングコースが先日終わりました。

▼表現アートセラピーって何か?以前の記事にまとめてます。

このコースを振り返ると…。
自分にとって「今までと、今の自分を抱きしめるような時間」だったように思う。
過去の自分を振り返ることで自分の痛みや頑張りを「よく頑張ったね」と抱きしめ、考え方の癖を知り、変化しつつある自分の良さや揺らぎも全て受け止める広さのある時間。そして、過去と今だけではなくこれから自分はこうなっていくんだということをとても明るく感じられたことは1月の自分では全く想像もしていないことでした。
自分の感じていることを素直に純粋にあらわしていくことの心地よさと刺激、それを自分自身で「それもOK」と受け止められることに慣れること、また一緒に参加している皆さんの姿を受け止め合うこと。これから人生で大切にしたいことを体感できた気がする。

「unknown」というテーマを提案いただいて描いた絵
キーワードは「大丈夫」「全てうまくいく」「自由」

最後の回では今まで描いたり作ったりしてきた作品をストーリーにする時間。今までの絵を床に広げて、自由に並び替えていく。

下から上の順番でストーリーが展開していくイメージになった

以下、並び替えた後のライティング
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タイトル「私の物語」
「宝箱がある」何か入っていそう。でもそれが何かはわからない。潜水艦で近づいてみる。うずしおが近くにあってなかなか近づけない…。えいっえいっと何度も網を投げて、やっと手に入れられる時もある。その作業は実はとても疲れる。一生懸命やりすぎて心も体もへとへとに。あぁ…少し休もう…そう思って寝転んで重力を感じる。天上の潜水艦の窓から光が見える!少し海の上に出てみようか。
「あ、炎が浮いている」海の上に炎がゆらめいている。そうと思ったら、まばたきをする間に草原に来ていた。そしてあたたかな光が目の前に現れた。そして私は光の形になった。おなかに何かあったかいものがある。エネルギーがパチパチとスパークのように飛び散った。
そして長い時間がたったように感じた。時間が今までよりもゆっくり感じられる。ぽん、ぽん、ぽんとリズムを感じて眠る。
「ゆら…」「あ、緩んだ」と思った。私は種になった。
何か「こうなっていくんだ」という芯を感じた。
自分を抱きしめると芽が出てきた。芽は思いっきり自由にのびのびとのびていって輝きを放つ。そして水脈の上に大きな大きなみどりの豊かな木が育つ。なんという土の豊かさ。なんという安心感。
この木は桃の木だった。
いろんな大きさ・種類の桃が育って収穫された。私(木)は、いろんな人に桃をあげた。自分はさらに実をつけた。実をつけるヒントは愛と知だった。
木は遠くの景色を見ていた。広い草原と海だった。自分は自由だと感じた。自分の心(ハート)が全ての良いエネルギーとつながっているのも感じた。木は幸せに一生を終えた。そして何度も生まれ変わって、幸せになること、その学びのプロセスを楽しんだ。

潜水艦の中にいる自分と海に上がった自分。
今まで登ってきた山から、更に大きな山へ。
でも次の山は辛くない。幸せになっていく、幸せを感じる道なんだ。
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書いてみて、自分が生まれて、死んで、転生するまでの総ざらいをしたようでこんな言葉が出てくるなんてびっくり…。自分がこんなに、自分の経験や考えをメタファー的にあらわせるとは思っていなかったし、メタファーであらわすと「真」に近いものになるんだと感動。
最近、自分は植物をモチーフにした色やファッションが好きだということに気づいたのだけど、今までの絵を振り返ると植物のメタファーが多いことにも気づく。

コースが終わったとしても、時折こういうふうに今の自分を表現して受け止める時間を作りたいな。(できれば人とシェアしたい…。)


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