神原 百春

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神原 百春

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日記:童心に帰るって初めて使ったのいつだっけ

2023年9月3日 今日は朝早く起きて前の日から私の家に泊まっていた友達をバイクの後ろに乗せて、自分の働く店のモーニングに行った。いつもそこにはいるけれど、客として朝訪れるのは初めてのことで、無意識下にある心の高鳴りがどこか嬉しかった。 私はパンケーキ、友人はトーストのセットを食べた。お互いに少しずつ分け合いながら美味しいねなんて話をして午後の予定を決めた。シフトに入っている時は、いつも自分が作っているメニューを食べるのはどこか少しくすぐったい。お互いが食べ終わり満足する

    • 酔えない夜にクラブで

      日を跨ぐ時間帯のクラブは世界で一番欲に塗れている空間だと思う。友人に連れられて向かった大阪のクラブBAMBIには終電を過ぎている時間帯だというのに多くの人が列を成していた。むしろ行く当ての無い人が行き着く先の一つがクラブであるから、それは至極当然のことだったのかもしれない。並んでいる間にも、入場するまでもなく列の中同士で声を掛け合ってネオン街に消えていく男女を数組見かけた。なんと欲求に忠実なのだろう。 三十分ほど経ってやっとのことで入場料を強面のスタッフに支払い、右手に紙製

      • 愛の屍と生きていく

        失恋をしたとき、人は揃って「いつか忘れられるから大丈夫」だとか「忘れるくらい予定を入れればいいじゃん」だとかいうけれど、私は「前の恋愛を忘れる」とか「前の恋人を忘れる」とかそういうことは、よくわからない。 だって、忘れるってあまりにも寂しいじゃない。 失恋したからといって、別にその人との恋愛が人生で無かったことになる訳ではないし、私は決してなかったことにはしたくない。 二人は、確かに、あの時あの瞬間は同じ方を見ていたのだ。 「別れたけどさ、今でも一緒に生きてると思って

        • 貴方の浴びた風が、心地いいものでありますように

          先週、人に縁を切られた。人として好きな相手だったし、これからも普通に接していくものだと思っていた。 何も告げられず突然の出来事で、せっかく友人が連れ出してくれたラーメンの味はあまり覚えていない。当日まで確かに連絡を取り合っていたのに、LINEの返信には既読すら付かず、存在しているはずのInstagramのアカウントは「ユーザーが見つかりません」の一点張り。 あ、ブロックされたんや。 自分が縁を切られたということを理解するまでに、さほど時間は掛からなかった。 意図的に人

        日記:童心に帰るって初めて使ったのいつだっけ

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        記事

          日記:尊厳とタートルネック猫

          最近は読書と勉強で完璧に昼夜が逆転した生活を送っている。5時前に寝て、昼過ぎに起きるとか。まぁそんな話はどうでもいい。冬はなんといっても夜が長いありがとう。17時過ぎにはもう真っ暗だ。寒いことは勿論、そんなとこも含めて冬が好き、愛してる。けれど、15時にもかかわらず西日のような日の差し方をしてくるのだけは、妙に焦燥感に駆られるから辞めてほしい。 色々と出費が重なり今月の十日までは節約生活を送っている私。お金より大事なもんは〜とか愛はお金で買えない〜とか言うけれど、なんだか

          日記:尊厳とタートルネック猫

          擬似的記憶喪失

          お金を下ろしたら残高が75円しかなかった、来月の十日まで財布の中身とにらめっこしながら極貧生活だ、笑うしかない。ガラス製の鍋の蓋を落として割った、ここ三ヶ月で5枚ほどの食器類を割っている、笑うしかない。 多分こんな風にキーボードをカタカタ鳴らして筆を走らせている場合ではない、けどこんな日ほど案外モチベーションが出てきたりするのが人生というもの。 折角なので、前にフォロワーの方から頂いた、”自分の犯してしまった過去の誤ち”や”消したくても消えない過去”などの後悔とどう向き合

          擬似的記憶喪失

          「明日」の「あ」の字の時間帯

          1日の中でどの時間が好きですか。その理由は何ですか。 僕は、タイトルにもある通り、「明日」の「あ」の字に覆い被さるような時間帯がとても好きです。 個人的には夜中の3時半あたりかなと思います。夜に時計をふと見たときに3時だと、「うん、まだいけるな」と思うし、でもそれが4時だと「うわっ、もう4時か」ってなるじゃないですか。 だからあいだをとって3時半。 朝型人間の人にはちっとも共感してもらえないと思うんですけど、夜型人間の皆さんはこの時間帯何してます?僕のお話を挟ませても

          「明日」の「あ」の字の時間帯

          君の'存在'を食べたい

          フェチや性癖の話を持ち掛けると、男女問わず沢山の人たちが楽しそうに話をしてくれる。 うなじと鼠径部に目がないんだと言う人、首を絞め(orられ)願望のある人、性的対象の手が好きなんだという人、殴られたい人、まつげフェチな人。秘密を打ち明けるように嬉々として語る様々な人間の姿が、そこにはあった。 いろんな人に話を聞いてみると、そうした人間の中に相手のことを「噛みたい」と言う人間が一定数現れる。 私が「どうして?」と理由を尋ねると、「噛み跡で独占欲を満たしたい」と言う人が殆ど

          君の'存在'を食べたい

          日記:私は好きで君は嫌いで

          半月を経て少し太ってしまった月が、なんだか空に浮かぶオムレツみたいで可愛い。 近頃は新しく出た春野さんのアルバムを糧に生きている。個人的には「Kidding Me」と「Wavelet」が好きだ。彼の曲はYoutubeにいくらか載っているはずなので、よければ聞いてみてほしい。 ところで、比喩ではなく本当に死んでしまいそうな暑い日が相も変わらず続いているけれど、夜になると秋の気配がちらほらあって、もうそんな時期かと思う。この前やっと梅雨が明けたかと思えば、もう夏が終わりそう、

          日記:私は好きで君は嫌いで

          喫茶 百景

          いきなりですけど、僕の一つの趣味にカフェ巡りがありまして、自分で後から見返したいなと思うと同時に、折角なので誰かに素敵な喫茶店を共有できたらなと思い今回から不定期にカフェ記録を載せて行けたらいいなと考えています。 僕の活動範囲的に京都か岡山が中心になると思いますがご了承くださいませ、、 と言うことでまず記念すべき第一店舗目はこちら!! 百景さん!! http://hyakkei-coffee.jp/ 営業時間 15:00~25:00 定休日:火曜日 地下鉄烏丸線四条駅

          喫茶 百景

          日記:星に願いを月に祈りを

          昨日(12日)の晩、ペルセウス座流星群がピークを迎えていた。 前回の記事で皆の住む地域が晴れますようにという旨を書いたが、生憎場所によっては曇りだったようで、斯く言う私もその中の1つにいた。でも幸運なことに、夜が深まるにつれてなんとか雲の間から覗けるようになって、深夜には空が見渡せるようになっていた。 基本的に夜空が好きな方ではあるものの、この春に引っ越した新居から長時間見上げたことは今まであんまり無く、暗順応するにつれて視界に増えていく星の多さに少し驚いた。大通りもすぐ

          日記:星に願いを月に祈りを

          ’世界=自分’の世界線

          お風呂に入る前に体重計に乗るのが最近の日課になっています。日ごとに体重が上下するのが見ていてなんとなく楽しい。なんだか生き物みたい。 いや僕は生き物なんですけどね。数字がね、数字のお話。 増えている日には僕の割合が世界で大きくなっているなと思うし、減っている日にはその逆で僕の割合が世界に対して小さくなっているなと思います。 この考え方をいつからしているかは覚えていません。少なくともここ数年の話で、名前も知らない誰かの受け売りです。 恐らくその人はペットが育つことについ

          ’世界=自分’の世界線

          ちょっとしたこと

          変に文章考えすぎて投稿しないより、なんでもいいから更新することが大事かなと思いましたので、インスタグラムに投稿済みの文章をnoteにもちょくちょく載せようかなと思います。 あと、趣味とか日常のことも書いて行けたらいいなと思ってます。 宜しくお願いします。

          ちょっとしたこと

          「言われなくてもわかってよ」について

          いきなりだけれど、慣れというものはすごい。 水が怖くたって徐々に順を追って慣れさせれば人は泳ぐことが出来るようになるし、練習すれば補助なしで自転車に乗ることが出来るようになる。人は経験と時間を通して、知らない環境に「慣れ」として適応していく。そうやって私達人類は古来から大陸を移動して新たな居住地を作り上げてきた。身近な例で言えば、仕事や学校なんかで親元を離れて独り暮らしや寮生活を始めるのも一つの慣れの過程だ。 けれど、人間関係における慣れというものは時に怖い。同じ時間を過

          「言われなくてもわかってよ」について

          恋愛取扱説明書

          loveとlikeの違いって何だろう、明確な境界線はどこだろう。どうして愛情はあるのに好情は無いんだろう。誰も彼もが誰かを愛している訳ではないけれど、広義で言う好きな人は大抵の人にはいるはずだ。そこに抱く感情に名前はないのか。好意より愛情の方がおもんばかられているのは何故だろう。 それは愛という感情の塊を持つことが難しいからである、というふうに私は思う。 大抵の人間は生きていればどんな形であれ恋愛と向き合う時が来る。それは種の存続を本能に持つ生き物として生まれてきた以上ど

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