2024年度個人目標を公開します
2024年度が始まりました。年度で区切られる仕事が多いため、一年の目標は12月~1月ではなく、3月~4月で立てるので、これを機会に2024年度の目標を書き残しておきます。2025年度が始まるときにリフレクションnoteも書きたいですね。
コーチングやファシリテーションのスキル習得
所属病院では、医療・サービスの質を向上するために、各部署やチームを支援しています。
自分の担当部署は50個ほどで、部署の目的の振り返り、改善点・向上点の抽出、優先順位の決定、目標の設定、目標達成のための具体的実施事項の抽出、指標の設定、計画実施などの支援をさせていただいております。
また、当会の「チーム」はRST(呼吸ケアサポートチーム)やNST(栄養サポートチーム)など診療報酬上で必要とされているチームだけでなく、各分野様々な部署横断、多職種チームが病院長直轄で20個以上存在しています。そのチームの全体の庶務や支援を所属部署で担っています。
一言で「支援」と言っても、業務は支援先の部署の業務や知識はあまりない状態から始めることが多く、質問をして、担当者の考えを発散していただき、一緒に整理して、収束していく、と言う過程を経て自ら納得した目標を設定していく…いわばコーチングです。
やってみて思うのですが、自分の中にある程度抽象化した引き出しと、ファシリテーションスキルがないと「支援」することはうまくいかないと痛感しています。抽象化された引き出しとは、各部署の専門的な知識ではなく、「教育」や「標準化」などの各部署共通の問題を整理できるフレームワークのことです。それを適切に担当者が自立自律して納得した形で引き出しに入れていけるように促し、空の引き出しを見つけて埋めていくために、いつ何をするか、その引き出しが埋まったことをどんな指標で見ていくかということを一緒に考えていっています。
難しいのは「私が思うように」ではなく、引き出しがあることを気づいてもらい、引き出しを開けたり、どの引き出しを優先的にどう埋めていくべきか決めたりするのはあくまで担当者、当事者に行ってもらうということです。人によってレベルが違うので、それを見極めて小出しにしていく匙加減の調整は技量が要ります。
この作業を行うためのフレームワークの知識とコーチング、ファシリテーションスキルの習得を今年度はやっていきたいと思います。
「人に任せる」という技術習得
最近の悩みは、「人に任せる」ということです。
モニタアラームコントロールチームや患者経験向上チーム、そして職能団体の理事として委員会のマネジメントに関わっていますが、どんな仕事も自分一人でやってしまったほうが早く済みます。でも、チームとして遠くにいきたい、団体や病院全体を動かすような大きなことをするためには、みんなでやるということが大事なことです。
このみんなでやるために、「人に任せる」ということが無茶苦茶難しいのです。
多くの管理職が部下に仕事を任せられないという事象が至る所で発生しているのは、任せるということは高い技術が必要だからなんだと実感しています。
どのレベルまで自分でやって、どのレベルまでは人に任せるのか、ケースバイケースでのレベルの見極め方や任せ方、フォローの仕方、伝え方などのスキルを身につけていきます。
これができるようになると、みんなの力を集めることができるので、より遠くにいけて、大きくなれるのではないかと期待しています。
得られたこと、スキルの言語化と発信
ここまで挙げたコーチング、ファシリテーションのスキルや支援方法、仕事の仕方、そして品質改善に関する理論を言語化し、発信していくことで、自分の個人事業や個人のブランドの構築につながるのではないかと考えています。
きっと当院と一緒で、改善はしたいけど、課題や問題の見つけ方、優先順位の付け方、整理の仕方、改善の方法がわからない!と感じている医療業界の方は多いと思うので、ぜひそのようなみなさんに価値を感じていただけるような発信を個人事業としてやっていきます。こんなnoteを1週間に2記事くらい出し続けていきたいと思います。
希望される外部の方への支援もやらせていただきたいと考えているので、ご興味のある方はぜひXのDMにご連絡ください。
というわけで、2024年度の個人的な目標は、
コーチングやファシリテーションのスキル習得
「人に任せる」という技術習得
得られたこと、スキルの言語化と発信
を粛々と自分の持ち場でやっていきます。皆様もお付き合いいただければ幸いです。
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