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雑誌が好きだ!!!!!

 タイトルの通り、私は雑誌が好きだ!!
 ご飯中に雑誌、隙間時間に雑誌、寝る前のリラックスタイムに雑誌。私の生活は、雑誌に囲まれている。

 といっても、好きになったのはつい最近のこと。ふと楽天マガジンを登録してみたのだ。パラパラといろんな雑誌をめくってみる。
 いいじゃん、雑誌。面白いじゃん。

 しかし、自分でもよく分からない。
 何で雑誌が好きなんだ?

 雑誌に載ってる情報、ググったら1発で出てきますが?
 ーはい、その通り。
 ファッション雑誌の役目も、グルメ雑誌の役目も、全部SNSが肩代わりしてくれますよ?
 ーやっぱりその通り。
 雑誌に未来はあるのでしょうか?
 ーなんなら未来をつくりたい、私が。でもやり方がわからない。そもそも何が好きかさえ、理解できないから。

 なぜ今、雑誌にハマったのだろう?
 また、雑誌好きとして、雑誌のために何ができるのだろう?

 そんなことを考えていきたい、と思っていた矢先。参加したイベントで、とてもとても大事なヒントをもらった。 
 イベントは、「本屋の未来」についての講演で、その一節に、こんなものがあった。

 ー全国チェーンの本屋は、出版社別、著者のあいうえお順で本が並べられている。だから目当ての本をすぐ見つけることができるけれど、それ以外の情報はほぼ知ることができない。
 一方、街の小さな本屋さんは、オリジナルの文脈に本たちを入れ込んで、陳列する。絶対隣同士に置かれないような本でも、テーマさえ工夫すれば、お隣さん。
 来店したお客さんは、目当ての本の隣にある本を、何だろう?と思って読む。そうすると、今まで知らなかった本、著者、ジャンルが気になる。お客さんの興味を、拡張することができるのだ。これができるのは、街の小さな本屋さんならではだ。ー

 「まあこれは、本屋だけじゃなくて雑誌もそうなんですけどね」と登壇者の方が仰ったのを、私は聞き逃さなかった。
 はっとした。自分が雑誌好きな理由を、たった今言語化してもらった。そうだ、私は雑誌の「まとめられ方」に興味があるんだ。そこをそう切り取って、そう繋げてまとめるのか、という面白さ。
 切り取り方は自由、貼り付け方も自由だ。雑誌は「文脈」において自由なのだ。お陰で私はのんびりと、「文脈」の上で憩うことができる。

 登壇者の1人は、以前雑誌制作に関わっていたという。
 講演後、私は思わずその方に声をかけた。

 「雑誌って、本当に面白いですね」

 もっともっと雑誌を読んで、もっともっと、雑誌のいいところを見つけたい。
 コスパ主義、タイパ主義の近年。だからこそ、ちょっと回り道して。
 みんなも雑誌、読んでみない?



おまけ
 最近読み始めたばかりなので、まだ雑誌の種類とかは全然分からないのだけど(何ならそこらの人の方が私より知っているまである)
 今のところ、私が気に入っている雑誌を紹介するぞ!

・MOE & kodomoe(白泉社)
 モエは主に絵本にまつわる雑誌、コドモエは育児にまつわる雑誌。「絵本にまつわる」ということで、「実際に絵本の中に入ったような」特集もいくつか入っている(雑貨特集とか)。絵本にまつわるものがぎゅぎゅっと詰まった誌面の、まあ可愛いこと。もともと子どもに関わるのが好きなこともあり、読んでいて楽しい。
 web配信はされていないようなので、毎号紙で買っている。紙で買う価値、大アリな雑誌!

・オズマガジン(スターツ出版)
 主に東京の、なんかいい感じの場所についてまとめられている雑誌。最近隔月になったらしい。
 以前noteで言及した通り、私は2024年6月号に衝撃を受けた。ただ店を紹介するだけじゃない、1ページまるまる使った、編集部員やライターさんのフードエッセイが載っているのだ!このフードエッセイの書き方を、ずっとお手本にしている。
 今は楽天マガジンで読んでいるけれど、これは…是非紙でも買ってみたい!

 きっとまだまだ、好きな雑誌が増えるはず!

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