～婚外愛エッセイ～彼との時間は１５分だけ

不倫という禁断の果実。

何度も危険な線を越え、溺れてのめり込んでしまう、切ない女性の心情を物語にしました。

男が与えてくれる時間はたったの15分ですが、その時間は仕事のストレスから開放され、彼女を楽にしてくれます。


矛盾と背徳感に揺れる彼女の物語です。

束の間の時間。

彼との時間はいつもたった１５分だけ。
同僚でありながら、不倫の関係。

彼からのラインが来る度、心臓が高鳴る。

気まぐれな頻度。いつくるのか分からない。

職場ではあなたはわたしを見ぬふりで、
胸が張り裂けそうになる。

わたしの存在は一体なに？

あなたは私のことが好き？

言葉には絶対に出せない想いが今日も
頭の中で疼く。

他の同僚と仲良さげに話すあなた。

どんな関係？

想像するだけで、心が痛む。

今日は待ちに待ったあなたとの逢瀬。

何も食べない。
どこにも行かない。
いつもそう。

仕事が終わって、お腹もすいている中、