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マッチングアプリ婚活物語〜生理的に苦手だった彼との恋愛

割引あり

この物語は、この記事のロングバージョンになります。

具体的な出会いの場面や、生理的な場面で
どこが嫌だったかなどにも触れているので生々しく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。


個人的には、生理的に相手のことが嫌だ、と思うのは、相手の深い心の部分が見えていて、そこに違和感を感じているからなのかもしれないと思っています。

心理的にもフィットする相性ならば、もしかすると例え外見が受け入れられなくとも、
生理的に嫌だ、とは思わないのかもしれませんね。




1章:出会い


彼との出会いは マッチングアプリだった。
色々な人に会っては散々なことばかりだった。

待ち合わせ前にキャンセルされたり、
会った後にブロックされたりと、
出会いはなかなかうまくいかなかった。

そんな中、彼のプロフィールには、
写真や真面目そうな文章が載っていた。

彼は、待ち合わせにわざわざ私の最寄り駅近くを提案してくれ、
優しく迎えに来てくれた。

初めは緊張していたけれど、話してみると彼との
会話は自然で、共通点も多かった。
彼は、私と価値観が似ていたりした。

それまでの散々な体験からは想像もつかないほど、彼は私のことを
よく理解してくれているように感じた。
私は彼との出会いを通じて、新しい可能性を感じるようになった。

2章:関係の始まり


夕方の6時、待ち合わせ場所で彼と出会った。
彼が現れた姿には、一瞬で生理的に無理だと思った。
でも、逃げ出してしまうわけにはいかないと思い、
とりあえず今日は1回だけ会って、それで終わりかなと思っていた。

彼が連れて行ってくれるお店まで歩きながら、
私たちはお互いの話をしていた。

会話からも通じるものが多く、少しずつ彼に興味を持ち始めた。
そして、数分で彼は私をとても気に入ってくれたようで、
「一生君に美味しいご飯を食べさせてあげたい。」と言ってくれた。

その言葉は、わたしにとってとても喜ばしいものだった。
見た目が生理的に受け入れられないのは気がかりだけど、
理想の結婚ができるかもしれない。

私は彼に惹かれていった。
彼の内面には、見た目以上に素敵なものがあったのだ。
もう1回だけ会ってもいいかなと思った私は、
彼との未来を見据えて、心を開いていくのだった。


彼は、今後の関係において、私が一切お金を出さなくても
いいと言ってくれた。

最初は様子を見ようと思っていたけれど、
いつも彼はデートの提案を、私の負担のない
場所ばかりに会いに来てくれた。

そんなこともあり、気がついたら2回、3回と彼とデートを重ねていった。

ただ、彼はいつも、車で毎回ドライブしようとかお出かけしようと言ってきた。
私は、車に乗るのが苦手で、少し動揺があったが、彼はいかに
車に乗ることが正しいかを力説してくる。

彼の強引さもあって、しぶしぶ乗ることになった。

最初は何事もなく、近くまで送り届けてくれることが多かった。

しかし一か月経ったころ、次第にスキンシップを求めるようになってきた。

そして、彼の方からお付き合いしてくださいと強く言われるようになってきた。

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