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ドイツで印象的だった、日本ではあまり見ない光景

こんにちは、momoです。夫の仕事の都合でドイツの西部に1年半住みました。私は30代日本人夫婦の妻です。


ドイツ渡航前に下見に行った際のことを書いてみたいと思う。

かっこいい建物、ドイツパンやチーズの目が覚めるような美味しさ、見渡す限りの広大な森…などなど印象的だったことはいくつもあるけれど、一番心に残っているのは見知らぬ人同士のやりとりだ。ドイツでは見知らぬ人同士が本当によく交流していて、こういう雰囲気いいなぁ、と思った。


例えばホテルの朝食ビュッフェでの出来事。日曜日だったこともあり、ビュッフェ会場は激混み。私たちが会場を後にする頃には30人以上が並んでいた。日本だったらちょっとした緊張感が走りそうな場面だ。

私たちとちょうど同じぐらいのタイミングで会場を出たドイツ人の年配夫婦が、先頭で並んでいた若いカップルに「さぁ空いたわよ!次はあなたたちの番ね」といったようなことをたぶん言っていて若いカップルもものすごくにこやかに「そうね、ありがとう」と言っていた。

このやりとりを見て、かっこいいと思った。上機嫌であることがデフォルトになっている空間。心に余裕がある空間を目の当たりにした気がした。日本でこのようなことはまず見たことがない。


他にも知らない人同士の交流は度々目にした。

日本食レストランでは隣のテーブルの金髪美女2人組に男性2人組が積極的に話しかけていて、フツーに楽しそうに4人で会話をしていた。レストランでナンパって日本だとそんなに見ないですよね。

それから、病院に行きたいけれど道がわからない…というおじいさんを車に乗せて病院まで連れて行ってあげた。(運転していたのは夫のドイツ人上司)


ドイツは確かに日本より便利ではないけれど、それを補うかのように人々の心の余裕を実感することが多かった。その光景を見ただけも、人としての在り方を考えるきっかけになった。

ドイツに行ったらドイツの良いところを積極的に見つけていきたいなと思う。

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