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たかが15分、されど15分。『15分あれば喫茶店に入りなさい。』


齋藤孝著『15分あれば喫茶店に入りなさい』を読了。

まず、タイトルがいい。「15分で一体何ができるのよ??」と疑いつつ、全力な興味で読みはじめた。孝の思うツボである。
ちなみに同著の『10分あれば書店に行きなさい』も読んだ。すっかり○分あればシリーズのファンになっている。

・隙間時間の時間管理術
・大人の勉強方法
・内省の時間をとる
・喫茶店(カフェ)別の利用方法
・喫茶店以外の場所を喫茶店化する

などが書かれていて面白かった!

実際、私もよくカフェに行って家計簿をつけたり、やることリストを作ったり、noteの記事を書いたりしている。そういうこまごました作業をカフェでやると捗るので、自分のやっていることを認められた気がして嬉しくなった。
資格試験の勉強をしていたときも、休日は早起きして空いてるコメダ珈琲で勉強するとすごく捗るし、めちゃくちゃ自己肯定感も上がる。そもそも休日の朝にカフェにいる人は新聞を読んでいたり勉強をしたりしていて、カフェ自体の気がとてもいい。その環境に身を置くだけでもいい刺激を受けられる(孝もそう言っていた)。

【実践してみたいこと】

・本屋で本を買ってすぐ喫茶店に行って読む

→読みたい気持ちが新鮮なうちに一気に読む。これめちゃくちゃ分かる。買って満足しちゃって家で読まないことってよくあるから、本屋で手に取って読みたい気持ちがピークなうちに読むとすごく吸収できそう。


・映画を観た後、喫茶店に行ってエッセイを書く

私自身、以前は芝居や映画を観たら、その直後に喫茶店でエッセイを書くようにしていました。観たもののあらすじを書くというよりは、そのとき観た芝居や映画から受けた刺激で、文章を書くのです。短いエッセイを書くのに喫茶店は向いています。

齋藤孝 『15分あれば喫茶店に入りなさい。』

これはすぐにでもやりたい。普段なら絶対に思い出さなかった記憶が、映画や本に触れたことで引き出される瞬間って結構ある。でも作品を観終わって日常に戻ったら、その記憶ってまた忘れちゃうんだよね。作品自体の感想もいいけど、そういう自分の経験や思い出もセットで瞬間冷凍しておきたい(本書では、実用書を「瞬間冷凍」するのに喫茶店は最適だと述べていた)。

たかが15分、されど15分。

こうした細々した隙間時間をどう上手に利用できるかで、今後の人生が大きく変わっていくんだろうな、と感じた。肝に銘じたい。


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