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【イングランドで最も美しい村】コッツウォルズに行こう。

夏です。
観光の季節。

今回は、私が好きなコッツウォルズ地方、バイブリー村をご紹介します!

コッツウォルズ地方。美しい村が点在している。


世界一美しい村へ行く。

さて、ここが観光地として世界中から注目されるようになったのは、ヴィクトリア朝に活躍したウィリアム・モリスが、イングランドで一番美しい村と評したくらい、素晴らしい景観を持つからでしょう。中世からの風景が残る静かで美しいところです。

楽園のような美しさ。

観光名所の一つとして有名なのが、アーリントン・ロウと呼ばれるコテージ。
羊毛産業が盛んだった1380年頃に建てられた石造りのコテージで、その後は毛織物を加工する職人たちのための住居&仕事場となりました。その歴史的建造物を現在は、ナショナルトラストが管理し、住居として使用されています。

コテージの目の前にある広場では、小川で洗った羊毛を干していました。コテージ、草原、小川の広がる風景は、楽園のような美しさです!

コッツウォルズ地方は、イギリス産業革命前まで一大羊毛産業の地として栄えていましたが、麻や綿製品へと産業が移行してバーミンガムなどに大きな工場ができるようになると、この地の羊毛産業はすたれていきました。鉄道が通ることもなく、産業革命の波からおいて行かれ静かな場所となっていましたが、そのおかげで現在までコッツウォルズには古きよき美しい景観がそのまま残されています。

遊歩道から川のほとりやアーリントン・ロウを近くでみることができる。

アーリントン・ロウ
この右手にマスの養殖所があります。


バイブリー・トラウトファーム

きれいな小川が流れるバイブリー村は、
マスの養殖場としても有名です。その一角には、観光客が立ち寄れるカフェとギフトショップがあり、ここで食べるランチは最高。バイブリーに行ったら、ランチはここと決めています。

マス三昧のランチプレート。

ファームショップにもぜひ立ち寄ってみてください! 

ここで作られたマスの加工品やコッツウォルズの名産品も売っている。
その土地で作るはちみつが人気。


近くにある美しい館&ガーデンをご紹介します!

バーンズリーハウスのお庭へ

バーンズリーハウス。今はホテルになっている。

バイブリー村から少し車で走るとあるバーンズリー村に、バーンズリーハウスというホテルがあります。ここは、北野佐久子先生がご著書で何度か紹介されて、日本でも広く知られるようになった館です。

ガーデニングが好きな方には聖地のようなお庭。

現在、ホテル宿泊客かレストラン利用者は、この美しい庭園を楽しめる。

2017年5月

この館に住んでお庭を造ったのは、のちに有名なガーデンデザイナーとなるローズマリー・ヴェアリー夫人。チャールズ皇太子のガーデンアドバイザーで、チャールズ国王は皇太子時代、プライベートでバーンズリーハウスの庭園に訪れ、(ご自身の邸宅でコッツウォルズにある)ハイグローブ庭園へのインスピレーションを得た、というのは有名なお話。*1

ポテージ&ベジタブルガーデン(キッチンガーデン)へ通じる道
ホテルの離れにある小さなコテージにも宿泊できる。

メインの建物だけでなく平屋のコテージに宿泊できます。1室だけの特別ルームで、目の前にはキッチンガーデンが広がります。

緑があふれるカントリーサイドに住んでいるみたい!


参照*1

まとめ
コッツウォルズ地方に点在する村や町は、自然あふれる美しい場所にあります。コッツウォルズ一帯には鉄道路線が敷かれなかったため、今でも移動は車かバス。観光地を効率的に旅行したい場合は、ロンドンからの観光バスツアーを利用するのもいいかもしれません。イギリス国内には美しいカントリーサイドがいくつもありますが、コッツウォルズには特別な魅力があり、多くの人を魅了しています。

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