見出し画像

寝言泣き それとも 夜泣き?ダッシュして抱っこ?それとも見守る?

赤ちゃんの寝言というと泣くことが多く、睡眠コンサルをしていても寝言泣きと夜泣きの違いについて戸惑うママとパパに出会います。
昨夜うちの子が寝言で「あはは」と笑っていました。
夢の中で何していたんでしょうね。
寝言がおもしろかったので、今日は寝言泣きと夜泣きについて書きます。

■ 赤ちゃんの夜間の「泣き」

赤ちゃんにとって泣くことはコミュニケーションです。
なので、寝言が「泣き」になるのは当然と言えば当然です。
まだ言葉を覚えていない赤ちゃんが、寝ているときに急にしゃべったらびっくりしますよね。

うちの子も今日は疲れすぎてるなぁという日はよく寝言泣きします。
赤ちゃんの寝かしつけのタイミングがわかる『活動時間』」でもお伝えしたとおり、疲れすぎる前に寝かしつけることがぐっすりねんねでは大切です。
逆に言えば、疲れすぎてから寝かしつけをすると夜間の「泣き」(夜泣きor寝言泣き)につながる可能性が高いです。
予想はついていてもドキドキしますね。

赤ちゃんの脳は睡眠中にその日に起こったことを整理しています。
そのため、眠りの浅いレム睡眠中に夢を見たりして寝言を言います。
言葉をしゃべりはじめると言葉も出ますし、笑いもします。
ときには寝ながらおすわりやハイハイ、たっちの練習をすることもあります。

夜泣きの場合は、何かが不快でママとパパの助けが必要だから泣いています。
こちらの記事を参考にしながら泣いている理由を探ってみましょう。
ただし、赤ちゃんの泣きがいつもと違うと感じたら直感を信じて、医師等に相談しましょう。

■ まずは見守りましょう

正直に言って寝言泣きと夜泣きは一見同じように感じます。
泣き声だけきくと同じ感じですし、寝室を完全遮光していると顔の様子も見えないので見分けるのは難しいです。
どちらの場合でも、急にギャーと泣くこともあれば、ふにゃふにゃ眠そうに泣くこともあります。

どちらか分からないというときは、まずは見守ってお子さんのねんねの力を信じてほしいんです。
見守る時間の目安はないので、いつもより長く見守ってください。

泣いた赤ちゃんにダッシュして抱っこしていた場合は、まずはお茶でも飲んで一息ついてから様子を見に行きましょう。
いつも抱きあげる前に待っているよという方は、「ねんねできるよ」と心の中でお子さんを応援しながらいつもより1分でも長く見守ってみましょう。
ただし、夜の1分は長いので心の準備を。

ここで私の失敗談。。。
子どもが久しぶりにギャーと泣きだしたときに数分ほど見守ったのですが、いつもよりひどかったので抱っこしたことがあります。
抱っこしてもおさまらないので、心配になって明かりをつけて表情をチェックしてみました。
そうしたらなんと子どもは完全に寝ていたようで、明かりをつけたせいで起きた様子でした。
そのあと寝かしつけに1時間近くかかり、親子ともにアンハッピーな結果に。。。
ずっとセルフねんねできる子だったので、もっとねんねの力を信じて見守ればよかったなと後悔しました。

睡眠コンサルタントでも寝言泣きと夜泣きを見分けるのは難しいんです。
失敗もします。でも失敗から学べばいいんです!

■ でもやっぱり夜泣きが続くようなら

寝言泣きじゃないと思った場合は、夜泣きを予防しましょう。
睡眠の土台を整え、活動時間を意識して疲れすぎる前に寝かしつけるようにします。

あとは夜間に赤ちゃんが泣いたときにどうしたら見守れるのかというのも考えてみてください。
例えばご近所が気になる場合があると思いますが、時間が早ければ起きている方も多いので、ママとパパが思っている以上に気にしていないかもしれません。
夜も遅い時間に泣くことが多いようであれば、あらかじめご挨拶して先手を打っておくのも一手です。

何よりも大切なのは赤ちゃんのねんねの力をママとパパが信じることです。
ママとパパが赤ちゃんねんねの力を疑っているとその気持ちが伝わってしまい、負のスパイラルに陥ります。
睡眠の土台の幸福度を思い出してください!)

赤ちゃんは自分でねんねする力を持っています。
それをママとパパがサポートして引き出してあげましょう。

(注意:個人差はありますが、一般的に生後5ヵ月くらいまでの赤ちゃんは夜間も授乳が必要です。)


今日のぐっすりねんねポイント
 寝言泣きと夜泣きの区別は難しいです。まずは赤ちゃんのねんねの力を信じて見守りましょう。


参考文献

 『ママと赤ちゃんのぐっすり本』 愛波 文著


  • 赤ちゃん及び保育者(ママ、パパ)に関して不安や心配がある場合は、医師等の専門家に相談しましょう。

  • 本記事の内容については注意を払って記載していますが、アドバイスを実行する際は読者の方の判断で行ってください。 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?