二度とやりたくない不妊治療　初恋の話〜結婚編【9】〜

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★恋愛にまつわる苦い実体験。リアルです。
私と出野君の、高校時代から6年後の再会、そして結婚、離婚までの実体験を日記調に綴っています。
これから結婚する方、恋愛経験を積みたい方、恋愛話が好きな方に向けて書いてます。
私の経験が何かの参考になれたら幸いです。
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早く子供がほしくて、半ば強引に次の段階の不妊治療に進んだ。

精子の運動率が低い為、体外受精でしか子供は授かれないと先生に言われた。

私は子供が欲しいという気持ちが一杯で、
どれくらい大変な治療なのか、よく調べもしないで、
強引に進めていった。

夫も、あまり気乗りはしてなかったのに、
私があまりにも子供が欲しいと言うもんだから、
仕方ないという気持ちと、
私の気持ちを尊重したいということもあったのかもしれない。

私が行ったのは、不妊治療の中で最終段階の体外受精。
これが本当〜に辛かった。
辛かったこと↓

①採卵するのに沢山卵子を作るんだけど、その為に約1ヶ月間毎日3〜4回決められたタイミングで必ず薬を飲む。
１回でも飲み忘れたら採卵できなくなるから、
絶対に忘れてはいけないこと。
よく、風邪とかで処方された薬って、
「あ、飲み忘れちゃった〜」ってこと私はよくあるから、
飲み忘れたらいけないっていうプレッシャーがめちゃくちゃしんどかった。

②排卵促す為に自宅で1週間ほど毎日お腹に注射
これが一番辛かった。
病院にわざわざ通うのが大変だから、自分で注射してた。
痛いし怖いしで、本当に辛かった。

③採卵
麻酔もとても痛かったし、
麻酔したのに採卵する時めちゃくちゃ痛かった。
30分くらいで終わったけど、もう〜辛くて辛くて。
人によっては旦那さんが付き添いで来ていた。
羨ましかった。
こんなに辛い思いしてるのに、夫は知りもしない。
付き添ってくれてたら辛い思いを共感してもらえるし、側にいるだけで安心な気持ちになれるのに。
採卵後2時間安静室で横たわってたけど、
その間涙が沢山溢れて、もう離婚したいって思った。

私が猪突猛進で始めた治療だから、
夫が心から心配してくれたり、
協力などしてくれるはずもないんだけど、
その時は私1人で頑張ってて可哀想、
私のことを支えてくれない夫は悪だ、なんて思い込んでた。

当時のことは母親が言ってたけど、
明らかに私たち夫婦は上手くいってないのに、
私が不妊治療頑張ってるから、きっとシングルマザーになるって思ってたみたい。

友達も早く離婚した方が良いのにって、思ってたらしい。

自分のことって、客観的に見られないし、
どういう状況にいて、どう判断したら良いか分からなくなるんだよね。

当時のことを思い出すと、私は夫から明らかに大切にされていなかったし、愛されてもいなかった。
何でこの人の為に私はあんなに不妊治療頑張ってたんだろうなって疑問に思う。
振り返ると、夫が大好きで夫との子供が欲しいのが目的ではなかった。
周りから置いていかれたくない、私も周りと同じでいたい、っていう目的からだった。
そんな目的の為に子供作っても、その子供がかわいそうだよね。

続く