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アメリカ大統領選 #17 バイデン大統領は立候補を取り下げるのか?代わりは誰か?

アメリカ独立記念日の週が明け、保守派の攻勢が再び始まった。Rumbleのダン・ボンジーノ・ショーも十分な休養の後、以前にもまして、冷徹な左翼批判とトランプ再選運動を再開した。

現地時間7/8のRumble(ランブル)はバイデン大統領の今後の動向にして、ボンジーノ氏の分析を紹介している。

まずボンジーノ氏は、バイデン氏が自ら立候補を取り下げる事は絶対にない。その裏には、権力欲の強いジル・バイデン婦人がいる。バイデン婦人こそが、バイデン大統領に、「まだ選挙に勝てる!」と言い聞かせ、バイデン降ろしに入ったメディアや民主党議員の、「バイデン氏では選挙に勝てない」という声をバイデン大統領の耳に入らないようにしている張本人だ、つぃている。

ちなみに、ジル・バイデン婦人は、TVインタビューアーに、自分をバイデン博士と呼ばせたシーンを見たことがある。私の知り合いにも、日本やアメリカの博士は何人もいるが、”何々博士”、と自分を呼ばせる研究者は一人もいない。せいぜい、”何々教授”とか”何々先生”、である程度知り合えば、アメリカ人の研究者はだいたいお互いにファーストネームで呼び合うようになる。ジル・バイデン婦人が特殊、と言わざるを得ない。

ボンジーノ氏は、2020年大統領選のときのバイデン大統領と、現在の同氏のTVインタビューのその表情と発言の違いをビデオで紹介している。この記事のタイトル画像で、その表情の差が一目瞭然に分かるはず。またバイデン大統領のsenile (老人ボケ)、なのか、dementia/cognitive disorder (認知症)なのか、はたまた Parkinson(パーキンソン病)なのか、は専門医が決めること、で自分にはわからない、とボンジーノ氏は語る。(自分が分からない事は、はっきりと分からない、と言えるところが、私がボンジーノ氏を信頼できるニュースソースと考える大きな理由の一つ)

そのボンジーノ氏が注文するのは以下のAlex Berenson氏のX発言で、パーキンソン病の専門医であるケビン・カナード助教授がホワイトハウスを昨年7月から少なくとも9回は訪問していた、とホワイトハウスの訪問者公式記録に公表されていること。

さまざまな職種や人がホワイトハウスを訪問するのは当たり前だが、なぜパーキンソン病の専門医が1年間の間に9回も訪問したのか?その理由は公表されていないし、今後も秘匿されるはず。しかし、ホワイトハウス内の誰かにパーキンソン病の疑いがあり、その診断なり対応処置のため、と考えるのが普通ではないか。であれば、ホワイトハウス側は遅くとも1年前にはバイデン大統領の異常を察知していたはず、と言える。(実際には2020年大統領選に立候補した時点で、バイデン大統領にはなんらかの認知障害があった、とする意見もあるようだ。)

さまざまなバイデン大統領の発言(資金パーティーやTV等のインタビューで)、しばしば耳にするのは、言葉につまり、”look,,,,,”、 ”anyway,,,," という発言。つまりバイデン大統領は自分が何を言おうとしているのかを忘れ、こうしたごまかしをしている、という事。

アレックス・ベレンソン氏のX発言 パーキンソン病の専門家がホワイトハウス内病院を昨年7月から少なくとも9回は訪問していた。
パーキンソン病専門のカナード助教授 (USUHC 連邦医療職員大学?)
カナード助教授のホワイトハウス訪問履歴

さらに、ボンジーノ氏は、トランプ元大統領とバイデン大統領の行動の差で、黒人有権者への対応の差を浮き彫りにしている。この数枚のショットだけから、何故バイデン大統領が黒人投票者からの支持を落とし、トランプ元大統領支持が急増したのか分かる。たしかに、バイデン大統領のようなしうちをうけた投票者は、金輪際そんな大統領候補には投票しないだろう。

トランプ大統領は支援者の黒人女性をハグし、大喜びのその女性と記念撮影に応じた
バイデン大統領は支援者の黒人女性が笑い欠けたのを無視
隣の年配の白人女性に話かけ、黒人女子は”自分は無視された”と憮然とした表情を見せた

またボンジーノ氏は、バイデン大統領のABCインタビューでの発言を指摘する。わずか15名の参加者しかいなかった(しかも5名は身内で、残り10名はメディアで、実際の支援者は一人もいなかった)にもかかわらず、「私がどれだけ多くの支援者を集めたか、わかるはず。」とあたかも幻想を見ているかのように発言した。さすがに、司会者も、「しかし、トランプ元大統領も多くの支援者を集めることができますよ。」、釘をさすほどだった。

ボンジーノ氏は、"もはやバイデン大統領は正常な精神状態ではなく、幻想と現実の区別すらつかなくなっている。”、と主張する。

分からないのは、ことほど左様に、今までも大統領としての執務能力を疑われるバイデン大統領に対して、第1回ディベートの後になって初めて、主要メディアが手のひらを返して、バイデン降ろしを始めたのか?そしてそのメディアの変わり身は何を意味するのか?ボンジーノ氏は、民主党で今でも院政的な影響力を持ち、かつバイデン家と折り合いが悪い、とされているオバマ元大統領の意図を指摘する。

ボンジーノ氏は、3人の民主党側の発言に注目する。

まずオバマ氏の懐刀とされるデイビッド・アクセロッドで、オバマ元大統領の代弁者と目される。(オバマ元大統領自身が言えない事を代わりに発言したきた)同氏は今週のCNNインタビューに答え、「バイデン大統領は毎日認知症テストを受けている、と発言しているが、仮に本当に認知症テストをうけているにしても、アメリカ国民の76%はそのテスト結果は、認知症と診断されるだとう、と信じている。”、とバイデン大統領の大統領としての質も能力はない、と断定した。これは、オバマ元大統領の発言を意味する。

デイビッド・アクセロッド氏のバイデン大統領の認知症テストについての発言”仮に本当にテストを受けていたとしても、75%のアメリカ国民はテスト結果は認知症と診断されるもの”と信じている。

ジム・クライバー氏は2020年大統領選で、バイデン氏を勝利に導いた功労者の一人は、CNNでのインタビューに答え、”民主党の大統領候補は、もちろん党大会でまだ開かれている。” つまり、バイデンに変わる候補者が出る、事を公言した。

ジム・クライバー氏

そして最後に、”ディープステートのスピーカ(ただの道具として)”、と目されるバージニア州上院議員のマーク・ウオーナー氏の以下のワシントンポスト紙への発言。”民主党上院議員とバイデン氏に立候補取り下げを働きかkている。” ディープステートのFBI, CIA等は、トランプ再選だけはなんとしても避けたい。(自分達の身が危うくなるから)しかし、バイデン氏では勝てない、と結論づけた。だからウオーナー上院議員に上記の発言をさせて、とボンジーノ氏は指摘する。

ウオーナー上院議員の発言

以上のボンジーノ氏の発言は、現状分析としてはうなずけるが、しかしまだ、”何故今になって”、という疑問が残る。ただし、ボンジーノ氏は、バイデン大統領の立候補辞退を決して望んではいない、ということ。トランプ再選のためには、”ぜひともバイデン大統領に最後まで立候補取り下げをしないで欲しい”、と願っているとはっきり発言している。トランプ元大統領にとっては、バイデン大統領が最も戦いやすい相手だから。(ちなみに私もそう考える)

最後に、ボンジーノ氏は、バイデン大統領に出馬取りやめを決めさせるのは、選挙資金の出資者しかいない、と予想する。分かっているだけで、ウオルト・ディズニーの遺産相続人は、すでにバイデン大統領への資金支援を止める、と公言している。オバマ元大統領(私見だが、ディープステートとグローバリストの手先ではないかと考える)とディープステートが、資金提供者に対して、”バイデン氏では勝てない”、と説得し、ディズニー(財団か?)のように、バイデン支持を取りやめる資金提供者を増やすのだろう。そして民主党大会までに立候補取りやめをまずジル・バイデン婦人に納得させ、バイデン大統領が自ら立候補辞退を宣言する、というシナリオになる、と予測する。

以上が、ボンジーノ氏の分析だが、昨日のRumbleであまり信用はおけないが、ただ興味深い解説があったので、最後に紹介する。これはRumbleno
Next News Networkという5万人弱のフォロワーしかいない、タブロイド新聞っぽいニュースソースであることを始めにお断りしておく。

現実的ではないが、興味深い(本当にそうなったらアメリカは終わるだろう、と思ってしまった)憶測記事だ。二つのシナリオが提示された。

1番目は、まずミシェル・オバマ氏が大統領に立候補し、副大統領にバラク・オバマ氏を指名。当選後は自ら辞任し、副大統領のバラク・オバマ氏が自動的に大統領になる、というもの。アメリカ憲法では、大統領の3選は禁じられている(詳細は知らない)が、副大統領については禁則条項はないらしい。憲法上の解釈によっては、大きな議論を呼ぶはずだし、いわゆる常識的にはそんなことはいくらオバマ氏でもしないだろう、とは思う。万一、そういう事態になったら、ロシアや中共のように独裁体制がアメリカでもしたてられ、民主主義国アメリカは終わりになるだろう。

2番目は、(こちらはありかもしれないと思う)まずカマラハリス副大統領が辞任し、バイデン大統領はヒラリー・クリントン女子を副大統領に指名。党大会で、バイデン大統領は立候補を取り下げ、ヒラリー・クリントン女子を大統領候補に推挙する、というもの。しかしこのシナリオでも、残りわずかな選挙期間しかなく、トランプ元大統領に勝てるのか、民主党側は、いかに得意の選挙詐欺を働いたにしても、あきらかに違法行為として証拠がのこりそうなくらいのあくどい詐欺をしない限り、共和党圧勝におわるのではないか、という疑問は残る。

Next News Networkの報じた2つのシナリオ

さらに、ジルバイデン婦人が、夫の立候補辞退の引き換えに要求しているのは、
1. 20億ドル(3,000億円)の大統領図書館資金の提供
 (歴代大統領は自分の名前を冠した図書館を作っている)
2 バイデン一家の刑事告発からの免責
 (仮にトランプ再選となったら、現民主党にはどうしようもできないはず
  だが)
3. 民主党として、バイデン大統領に1億ドル(日本円150億円)の出版契約
  金を保障する(これはどこかの出版社と民主党が結託してあるかもしれ
  ない)

どうも3項を除いては実現性はないように思えるが、間違いなく、ジル・バイデン婦人は第2項を強固に主張するはず。私見だが、トランプ大統領時代に連邦最高裁判事の補充を保守派ででき、結果9人の最高裁判事のうち保守派が多数になったのは、非常に大きい成果だった、と意味にして改めて思う。一方民主党側は、”packaging"と称して、最高裁判事の人数を大幅に増やし、左翼判事を大量指名することで、最高裁を牛耳ろうとしてきた。

ジルバイデン婦人の夫の大統領立候補辞退の条件

最後に、(どの大会かは不明だが)バイデン大統領をこれ以上ない冷たい目でにらみつけているオバマ元大統領の写真をあげ、いかに、バイデン大統領が嫌われているか、を紹介している。


オバマ政権の3選????

最後まで長文にお付き合いいただき、感謝します。(思っていたよりかなり長い記事になっていまいました。)ご感想やご意見を聞かせて頂けると嬉しいです。これからもアメリカ大統領選についての、アメリカ保守派の論説、分析や予測を紹介していくつもりです。

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