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オタクはすごい

オタクはすごいと思う。

エネルギーの発電が簡単…な気がする。




例えば、ちょっと辛いことがあったとしても
お気に入りの推しの画像を見れば少しは元気が出てくる。

それに、ラジオかテレビ番組なんかで
推しの知らない一面を知れた日には大歓喜。

仕事の平日でも、その事実を考えるだけで
その日は楽しく過ごせる (仕事しな?)


もちろん、ライブやイベントの発表で
新しく会える予定が生まれた時には
どこでも踊っちゃうぐらい嬉しい。

風呂場でもトイレでも踊り出す (それは私だけ)




そんな感情を抑えながら
学校に行ったり会社に行ったりして、なんてことない風に過ごしてる。


オタクはすごい。




あと現場に向かっている時の高揚感。
あれは一体何なんだろう…


人生で生きてきた中で感じられないような
心のざわざわと高鳴り、ドキドキ…

“悲しい”以外の感情全部が胸の中で渦巻いて
1周回っていっつも緊張が押し寄せてくる。


あなたは出役じゃないよ?と毎回ツッコミを入れたくなるくらい。

あの高鳴りは他の何にも代えがたい。


こんな気持ちを味わえるなんてすごいよね。

ありがたい。





オタクはどこにでも行く。
行動力が凄まじい。

現に私も、信じられないスパンですごい距離を移動したことがあった。

どのくらい移動したかというと
1ヵ月での総移動距離が北海道の端から福岡まで移動してるのと同じ計算になった。



さすがに驚いた。






それ以外にも
普通に生きてたら自分が行くはずのなかった県に行って、

せっかく来たのならばと思って
有名な観光地に行って、いろんな景色を見たり 食べ物を食べたりする。

好きな人、ものに会うっていう名目ができるだけで
意外とどこにも行けてしまう。


長旅でもその移動中さえも幸せだし、
短い旅だとしても いつもの景色が輝いて見える。






だけどオタクは、発電したエネルギーが消えるまで一瞬だ。



現場の後の高揚感とか、ワクワクした気持ちは全然続かない。

翌日には綺麗さっぱりなくなっていることもある。


現場でのアクシデントだったり、推しにまつわるあれそれでメンタルがやられたりする。

推しによってメンタルが左右されているようなもんだよ、悲しいな。




だけど、会う予定があるだけで頑張れる。

色んな場所に行ってみようと思える。

貴重な休日を全部費やして、
全力で遊ぶことができる。




何より、現場に行ってる時の自分が結構好きだったりする。


普段の休日だと面倒くさい時はメイクもしなかったりするけど、バチボコにメイクして、とびっきりの服を着て出かける。


その時だけは
仕事でダメだったとことも忘れて、
自分の嫌いなところも忘れて、
今を楽しむことに全力で向き合う。

自分の思うお洒落を精一杯して、それで出かける時間が結構好きだな、と最近気づいた。

なんやかんやで現場の時が、1番自己肯定感高い気がする。

普段は自己肯定感が低くて、何なら自己肯定感なんて概念はとうに捨てたと思っているけど、
現場の時だけはその自己肯定感が復活していることに気がついた。


好きな人を見に行って、自分も好きになれるって最高じゃないか?

オタクってすごいよ。




ただ致命的にすごくない点がある。



圧倒的な金欠に悩まされる…



また現場に行って明るい気持ちになるためにも
今日も節約を掲げて生きていきます。

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