「勉強どうですか?」「実は…」


教室に通い始めて1か月経った2020年7月のある日、インスタに「レッスンしてきました」の何気ない投稿をしたところ、オフ会に参加した時に一瞬だけの面識があった方からコメントを貰った。

自己紹介で「台湾留学経験がある」と言っていたので、中国語の勉強を始めるにあたって相談して、留学の話をいっぱい教えてくれた方だった。

ふと、久々にメッセージを送ってみた。


「勉強どうですか?」と聞かれ、いつもの私なら、「まぁ順調です♫」と見栄張って言う所、もうかなり極限に来ていたらしく現状をブワーーっと話してしまった。

「おっ、おぅ、、それはちょっとヤバイですね…」


「…私で良ければ、教室の補足にちょっとオンラインレッスンやってみませんか?」

「えっ!!」 驚きの提案。


以前、知人に中国語を教えていると聞いた事があり、私もやってみたいなぁと伝えたのだけど。

副業でやっていて時間に限りがある。熱意があるから本当になんとかしてあげたいと思う気持ちはあるけど、ごめんなさい…と断られていた。

なのでまさかの突然の提案に、文字でやりとりするもどかしくなり、電話していいですかっ!!と衝動的に電話をかけ、どんな風にやるんですかっっ!と食い気味に聞きまくった。

自分から誰かに電話するのはどのくらいぶりだっただろうか。本当に自分からのアクションが苦手なのに、よくやったと思う(笑)

長電話になりめっちゃウザかったと思うが、聞けばお一人勉強を休む方がいて、時間を作れるというのだ。

逼迫した私の状況に優しく答えてくれて、沼脱出のチャンスだ!と思い、お試しレッスンをすることになった。


レッスンの日までは不安だった。

その方とは一瞬会っただけで会話もしていない。私は顔認識されているかも分からない。

一方的に「台湾留学した」というエピソードに憧れて、勉強の相談にのってもらったけど…

その方の素性がよく分からず勝手にとっつきにくさを感じていて、「お互い台湾好きとはいえ熱量高めに馴れ馴れしくしちゃイカン」「自分のマインドとか語るのはウザいからダメ」「先生と生徒になるならプライベートと線引きしなきゃ」

とか、小心者の私は勉強以外の事をむちゃくちゃ気にしてレッスンの日を迎えた。

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