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ダーマペン、ポテンツァでクレーターが改善しない4つの理由

・ダーマペンを10回うけたがクレーターが改善しない…
・シルファームにアップグレードしても改善されない…
・ポテンツァで高い導入剤を入れても改善しない…

私のところには、毎日のように上記質問や相談をいただきます。

せっかく高額のコース契約をして頑張って通ってダウンタイムも乗り越えたなの、効果が出なければお金も努力も水の泡。

実は、私もその一人。

ダーマペン4と5回に一番高い導入剤を追加。時には、マッサージピールを組み合わせたヴェルエットスキンで涙目になりながら施術に耐える時も。

それでも、クレーターは全く改善されませんでした。

美容クリニックでは、必ずと言っていいほど勧められるのに、なぜでしょうか。

理由は、大きく分けて4つあります。

1)クレーターの凹みまで針が届かない
2)皮膚奥に存在するクレーターの元が取りのぞけない
3)薬剤の効果がつづかない
4)自分の皮膚の再生力がよわい

上記内容は、美容クリニックではもちろん教えてくれません。それを知らずに、コース契約してしまうと、ただただ肌を傷つけてしまうだけに。

具体的にこの4つの理由を紐といていきます。

1)クレーターの凹みまで針が届かない


1-1 クリニックで扱える針の長さは最大でも2mmまで

ダーマペンの針は、0.2mmから3mmまで、0.1mm単位で調整可能です。

しかし、既に経験されている方にはわかると思いますが、最大針の3mmで施術してくれるところは、ほとんどありません。

私も一度お願いしたことがありましたが、【メーカーから止められている】という理由で断られてしまいました。

そのため、本来は、0.2mmから最大2mm(基底層)までで施術されます。

1-2 クレーターは真皮層という皮膚の奥まで傷ついている

深いクレーターは、ダーマペンの2mmの肌が届く【基底層】よりも、さらに奥の【真皮】層まで傷がついているため、ほとんどは肌表面に針を刺しているだけ・・ということも。

浅いクレーターであれば、針も届くかもしれませんが、縦方向にさしただけでは、クレーターの原因を取り除くことはできません。

2)クレーターの原因を取り除けない


2-1 クレーターになるメカニズム

ニキビの炎症が続くと、皮膚の奥(真皮層)で異常な繊維の組織がかたまり、それが肌表面を引っ張ることでクレーターの凹みが生まれます。

2-2 クレーターの元は、縦方向にアプローチしただけでは取り除けない

クレーターを改善するには、まず最初にこの異常な繊維のかたまりを取り除く必要があります。

しかし、この異常な繊維というのが、とても複雑にからみあっており、ダーマペンや、ポテンツァのように縦方向にアプローチしただけだと取り除くのが難しいのです。

縦ではなく、横、ななめ、などあらゆる方向から時間をかけて取っていく必要があります。

3)薬剤の効果がつづかない


3-1 薬剤の効果は1-2週間ほど

美容クリニックでは、ダーマペン単体だと肌を傷つけるだけなので、薬剤の導入をすすめられます。

しかし、その薬剤は永遠に続くものではなく、1週間、よくて2週間ほど。

本当に凹みを盛り上げるのは薬剤ではなく、自身の肌の治癒力です。薬剤に頼りすぎて高価なものを導入しても、コスパが悪いことも多いのです。

4)自分の皮膚の再生力がよわい


4-1 クレーターになりやすい人は、自身の肌の再生力が弱い
ダーマペンは、肌をわざと傷つけて、肌が治癒されている過程で凹みを盛り上がるという仕組みです。

しかし、もともとニキビ跡、クレーターになりやすい方は、この肌の治癒力、再生力が弱いという特徴もあります。

肌が強い方であれば、この原理が通用するかもしれませんが、肌が弱い人に取っては、肌に負担がかかるので、治癒力が足りずに新しいニキビが再発したり、敏感になってしまうことも

そのため、何十回も繰り返しても凹みは一向に改善されないのです。

5)大切なのは治療の順番


ダーマペンや、ポテンツァがクレーター治療に効果を出す時があります。

それは、クレーターの元を取り除く治療(サブシジョン、トライフィルプロ、キュアジェットなど)を行なった後です。

上記で、深めのクレーター治療をした後に、表面にある浅めの小さなクレーターを改善するために活用することもあります。

この順番を間違えると、治療が遠回りになってしまうので注意しながら進めていきましょう。


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