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お互い働いてたら結婚ってかなりハードだと気付いた話⑤【両親への挨拶編】

筆者プロフィール
・平成5年生まれのアラサー
・17歳から摂食障害
・IT企業と大学職員のダブルワーク(たまに近所のパン屋でバイト)
・令和5年2月~IT企業を休職中。現在週2日勤務

お互いの実家について

わたしとパートナーは大学生時代に合コンのような場(詳細に言うと友人宅での鍋パーティー)で出会いました。大学は違うものの、お互い都内に通学。わたしは埼玉県の実家から、パートナーは三重県出身なので高校卒業と同時に上京していました。

本来であれば、というか何が正解なのかは分からないのですが、お互い実家への挨拶への結婚報告は入籍前に済ますことが多いようです。が、私達の場合、入籍前に挨拶を済ませたのはわたし側(新婦側)のみでした。

婚約期間の話につてはこちらもお読みいただければと思います。

お互い働いてたら結婚ってかなりハードだと気付いた話④【入籍編】

わたしは「反抗期」という言葉では済まされないような、本当に迷惑をかけた学生時代でしたが、大人になる過程を実家で過ごしたこともあり、両親・家族への感謝の気持ちを持ちながら独り立ちをしました。
一方で、パートナーはその真逆の実家嫌い人間。彼のお父さんは開業医で、教育はもちろん色々なことへの縛りが強い家庭環境で育ったようです。常に「こうあるべき」というものがあって、今でも彼の中でそれが「嫌な記憶」として心にへばりついているのだと思います。
わたしが思うに「親なんてそんなもん」なのですが、それが分かるのって大人になってからですよね。まだまだ子どもの18歳で家元を離れて、それからほとんど実家に寄り着かず過ごした彼の中での「実家はつまらない、楽しくない場所」という概念がそのままになっているのかもしれません。

で、こういう互いの両親・家族への感情の両親・家族への感情というのは、普段一緒に暮らす上ではそこまで影響はないのですが、結婚にまつわる行事をこなしていく上でどうしても直面しないといけないものなのですが、そこで直面する第一関門が「実家への結婚報告」であるわけです。

両親への挨拶を実行する前に必要なこと

互いの両親・家族への感情うんぬんの話はまた次回お話できればと思うので、今回は実際に挨拶に行くまでのことを振り返りたいと思います。

ではまず、実際に挨拶に行くまでにやらなくてはならないことを経験談をベースに列挙してみます。

・日程の調整
・服の調達(もしくはコーディネートの検討)
・お土産の準備

意外とやることないじゃん と感じられるかもしれませんが、わたしは意外と時間も気力も使いましたので、自分が努力したことについて自分自身への労いも込めて、こちらに記しておきます。

日程の調整

まず最初にやらなくてはいけないのは、両親とこちら側の日程調整です。わたしたちの場合、
・わたしたち=土日休み
・わたしの両親=土日休み
・パートナーの両親=平日休み
でした。
一般的には、お互い自分の両親と日程を合わせて~、とすると思うのですが、わたしのパートナーは、あまり積極的に自分の両親に連絡を取りたがらないので、日程調整の連絡は新郎側・新婦側共にわたしが担当しました。

パートナーへの実家挨拶は入籍後に伺いましたので、事前に入籍のご挨拶を電話でした際に挨拶に伺う日程についても軽く相談ができました。その際は「本来であればご挨拶をさせていただいてから籍を入れるべきところ、順番が逆になってしまって申し訳ありません」としっかり伝え、わたしの希望で早めに入籍することを認めてくださったことへの感謝の気持ちも伝わるよう、意識しました。

日程調整ができ、パートナーへ報告。「ありがとう」と子どもが親の裾をきゅっと持って見上げるような目でわたしに言ったのを覚えています。実際に挨拶に出かけるまでは「彼が嫌なことで、わたしにできることは、できるだけわたしが引き受けよう」と心に留めていました。が、当日はそれが「ぷつん」と切れまして。それはまた後日お話させてください。

服の調達(もしくはコーディネートの検討)

2023年流行ったカーゴパンツばかり履いているわたしですが、さすがにダボスタイルで相手方の両親に会いに行くわけにもいきません。

パートナーはファッションに無頓着で、細かいシミがついた白シャツを「どうせ上にもう一枚羽織るし」と言って愛着を持って着ているような人です。(カビのような灰色の小さい斑点とか、けばっけばの毛羽立ちとかも全然気にしないのはさすがにどうかと思う)
家のそばのスーパーに行くのも、会社に行くのも、銀座に行くのも同じ格好。放っておけば普段通りの服で行きかねませんので、それも見越してプロポーズ旅行の帰りに寄ったアウトレットで、シャツを数枚調達させました。もちろん購入時は「両親への挨拶でも着れるね」なんて言葉は敢えてかけません。

わたしは実家に帰るとよく母と一緒にショッピングに出掛けるので、夏物がセールになるのを見越してデパートへ行き、TOMORROWLANDでノースリーブのブラウスを購入。
パートナーの実家挨拶は実家に一泊になる予定でしたので、なるべく荷物がかさばらないようボトムス1枚・トップス2枚を持っていく予定で洋服の調達・コーディネートをしました。

お土産の準備

手ぶらで出掛けるわけにもいかないので、手土産の準備も必要。わたしのパートナーも、わたしの実家に何かしら持って行かなきゃ、という気持ちはあるものの、何を買って良いのか検討がなかなかつかない人なので、こちらについてもわたしが用意しました。どうせ実家で食べられるので、母もわたしも好きなものを探して購入。こちらはわりかし楽でした。
一方、パートナー実家用のお土産選びは色々悩みました。1歳になる赤ちゃんのいる弟さん夫婦も来るということで、両親用と弟夫婦用の2つ用意。小さい子が喜ぶような動物モチーフの何かとか、そういうものも沢山探しましたが、結局は大人目線で購入。瓶ものだったので重かったのですが、チョコは溶けるし、クッキーとかフィナンシェとかは貰いがちかと思ったので、東京で流行ってるものとか、地方で手に入りづらいもので日持ちもするものを、という視点で選びました。

意外に時間がかかる下準備

当日についての詳細はまたお話できればと思いますが、ここまでの用意でさえ、意外と時間も体力も使います。
相手の両親との日程調整は気を遣うし、手土産選びも「両親挨拶 手土産」「子どもが喜ぶお土産 東京」でググったり、インスタで焼き菓子屋さんとかスイーツ店の投稿を見て良さげなものを探して調査するのも楽しくはあるものの、ほぼ面識のない相手の好みや食べやすさを気遣うのもちょっと大変。洋服選びは、母も一緒に探してくれたので、その点とても気が楽でした。

わたしは半休職中なので、ここまでワンマンでいけましたし、空いている平日に諸々買い物もできたので楽でしたが、土日にこれを一人でやるのはちょっときついかも。でも多くの人がそうしているんですよね。崇拝。

とはいえ「挨拶」というイベントがあるからこそ、相手の両親と連絡を取り合ったり、相手の家族のことを思う時間ができたりするので、それがある種家族になる第一歩でもあるのかもしれません。まだまだ実感は湧きませんが。

そうそう、お菓子は渡してしまうものですが、洋服については今後も自分の手元に残るもの。露出の激しいものやダメージデニムとかはアレですが、今後もお仕事やちょっとしたお出かけでも使える気に入ったもの・テンションの上げるものを見つけるのが良いと思います!


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