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フランスひとり旅【モン・サン=ミシェル】

ついに来たーー!世界遺産!

  モンサンミシェル

 カトリックの巡礼地のひとつで「西洋の驚異」と称され、1979年にはユネスコの世界文化遺産に指定された場所「モンサンミシェル」とは、コタンタン半島とブルターニュ半島に挟まれたサン=マロ湾内の小島に作られた修道院のことである。フランス語で「モン」は山、「サン・ミシェル」は聖ミカエルのことで、モンサンミシェルは聖ミカエルの山という意味。モンサンミシェルは大天使ミカエルのお告げによって誕生したそうである。

 バスの中でうつらうつらガイドさんのお話を聞きながら、「Michel」は英語で「マイケル」だから、「聖マイケル山」だなと思いながら寛いで過ごした。バスに揺られているだけで連れて行ってもらえるなんて最高である。

「サン・ピエール教会」
入口に、ジャンヌ・ダルクの像が立つ

 教会内には聖母マリアの像や宗教画、モンサンミシェルを象徴する大天使ミカエルの像がある。

甲冑姿の聖ミカエル
修道院付属の教会
列柱廊
裏側

ゆっくり周っても、1時間程度で回れちゃう。

フランス国旗がはためく
「ガブリエルの塔」
見張り塔として使われ、
防衛のための大砲が置かれていたそう

内部には入れなかった

 モンサンミシェルはイギリスとフランスの間でたびたび繰り返された戦争に巻き込まれ、特に百年戦争中では重要拠点となったそう。軍事要塞化された名残はあちこちに残っている。

近くの海岸まで降りてみた。
土産物屋やレストランが並ぶ通り

 モンサンミシェルの名物料理といえば、オムレツ。海の中の小島にある修道院なので、肉や野菜を手に入れにくい環境だったため、卵をふんだんに使ったオムレツをプラールさんという女性が考案し、巡礼たちに提供したのが始まりだそう。

ふわふわのオムレツ

 モンサンミシェルがあるサン・マロ湾は干満の差が大きい。干潮時には対岸と地続きになり歩いて渡ることができるが、潮が満ちると激しい潮流に巻き込まれる危険もあるそうだ。

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