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フランスひとり旅【美術館編おまけ】モネの連作「ルーアン大聖堂」

 最終日、パリを経つのは夜だったのでルーアンまで足を伸ばすことにした。オルセー美術館で目にしたモネの連作「ルーアン大聖堂」の現物を、直接この目で見てみたくなったのだ。

【ルーアンのノールダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Rouen)】

 ゴシック様式の傑作とも言える大聖堂は、その高さ151メートルの塔で市街地を見下ろしていた。

ゴシック建築の大聖堂
とても写真に収まらない圧巻の外観

 モネは正面の向かい側にアトリエを借り、季節、天候、時間の異なる同じ構図の大聖堂を33作描いた。

内部
ジャンヌダルクの生涯を描いたステンドグラス


【大時計台】

「大時計」
ルネッサンス様式の天文時計

 針が一つしかありません。

アーチ下のレリーフ
裏側
上の階にいくに従ってせり出していく
特徴的な家が並ぶ
 ノルマンディ様式の木組みの家が並ぶ
旧市街の街並み


【聖ジャンヌ・ダルク教会】 


 ルーアンは、ジャンヌ・ダルク終焉の地としても有名です。

ジャンヌ・ダルク
神の啓示を受け、16歳で従軍、百年戦争で指揮をとり、数々の戦いで勝利を収めた。19歳のときに異端裁判にかけられ、ルーアンの街で火刑に処された

教会外観

 特徴的なとがったデザインの天井は、火刑になったときの炎をイメージしているそう。1431年、19才で火あぶりの刑に処せられたジャンヌ・ダルクが無実だと認められたのは、没後約500年後の1920年のこと。

 「ジャンヌダルクの涙」という名前の付いたアーモンドをチョコレートでコーティングしたお菓子が売っていたり、通りにはジャンヌダルクにちなんだ製品がたくさん売られていた。

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