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モスクワを失い右往左往するロシア軍、ウクライナはそれをせせら笑うクレカを発行、勝負ありか?

戦争において、あの戦いでその後が決まったという展開は割とよくある話だ。特にウクライナ侵攻は、おいら的に将棋で例えやすいという背景もあるわけで、それはつまり陸兵の数を揃えて圧をかける前時代的な戦術をロシアがとったからに他ならない。まさにその様子はボードゲームで駒を動かすに等しいものだ。だからこそ将棋、だからこそ肝になった戦いも将棋的でわかりやすい、ということなのだ。
今日は、ウクライナ侵攻の潮目が変わった戦いが間違いなくモスクワ轟沈だったのだろう、という切り口で記事を書き進めたい。

●「このミサイルでうちのモスクワがぁぁ!」でウクライナの兵器工場を攻撃したロシア軍●
ウクライナ侵攻は随所でコント的な事態が起きる戦争なのだが、この記事などまさに調子ぶっこいてたジャイアンがドラえもんのアイテムに足元を掬われ赤っ恥をかかされ、で立ち上がりざま必死にのび太へ殴りかかる、みたいな感じだ。すっげー小学生的と言うべき展開で、プーチンには申し訳ないがげらげら笑ってしまったネタだった。
大変恐縮だが、時事通信の記事になる。


ロシア、旗艦の被弾認める?  ウクライナのミサイル工場攻撃 防空に活用も沈没
4/16(土) 20:36配信 時事通信
ロシア黒海艦隊の旗艦のミサイル巡洋艦沈没について、米国防総省高官は15日、「(対艦巡航ミサイル)ネプチューン2発が命中した」との見方を示し、ウクライナ側の主張を追認した。
ロシア側は「弾薬の爆発」が原因と発表。一方でこのミサイルの工場とされる首都キーウ(キエフ)郊外の施設を攻撃し、被弾を自ら認めるような「対抗措置」に出ている。
ロシア軍は2月24日に開始した侵攻で、北は軍事同盟国ベラルーシ、南は黒海を軍事作戦のルートに利用してきた。ロシアが併合したウクライナ南部クリミア半島セバストポリを母港とする黒海艦隊は▽地上部隊の揚陸▽ミサイルの発射▽レーダーなどによる防空―にフル活用された。
ウクライナ軍は開戦から1カ月の3月24日、アゾフ海沿岸で大型揚陸艦「サラトフ」を撃沈。50日目の今月14日未明にかけ、ミサイル巡洋艦「モスクワ」が爆発・火災を起こし、その日のえい航中に沈没した。乗組員は約500人とされ、ロシア国防省は沈没前に退避したと説明。ただ、死者・行方不明者は少なくないとの情報もある。
米経済誌フォーブス(ウクライナ版)は14日、この巡洋艦を7億5000万ドル(約950億円)相当と試算し、侵攻でロシア軍が失った「最も高額な兵器」だと報じた。ウクライナ大統領府高官は、巡洋艦から後方支援を受けた南部ヘルソン州のロシア軍に影響が出ると指摘。英国防省も15日、「(黒海艦隊は)態勢見直しを余儀なくされる」と分析した。
戦時に巡洋艦が撃沈されるのは、英国とアルゼンチンのフォークランド紛争(1982年)以来といわれている。ウクライナの一部メディアは、今回沈んだ巡洋艦に「核弾頭が積まれていた可能性がある」との専門家の観測を紹介したが、米当局者はCNNテレビに対し、情報機関はそのようにみていないとして否定した。
ウクライナ国内は、首都の名を冠した巡洋艦への「戦果」に沸いている。特に、この巡洋艦が侵攻初期に黒海に浮かぶ島を攻撃する際、投降要求を受けたウクライナの兵士が「くたばれ」と叫んで拒否したとされ、それが抵抗の「合言葉」となった。ウクライナ郵便はこの場面をイラスト化した記念切手を発行し、買い求める市民の行列が報道されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ca7fc675257e128986d7340a32383378bf19fe06


この記事に至ったロシア軍の攻撃に、こういう突っ込みを入れた人がいるw
露探【円谷猪四郎】氏のツィートになる。


露探【円谷猪四郎】
@karategin
キエフ郊外にある、巡洋艦「モスクワ」攻撃に使われたミサイルの製造工場を一部潰してやったぜ、ガハハ。火事で沈んだ設定はもういいのかね
https://twitter.com/karategin/status/1515082892803723273?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1515082892803723273%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220416-00231341488-ukraine



ロシアから出てくる情報はどれもこれも眉唾だ、とは過去記事で何度も書いてきたが、このモスクワ沈没についても同様で、それを認めないと嘘をつき続けて辻褄が合わない発表を繰り返していた。だが、例えば生存者54人というデータから、残り450人程度はいたはずのモスクワ乗員はもう生きていないと判明してしまうなど、とにかく嘘のバレ方がカッコ悪い。
このミサイル工場攻撃も、戦局に関係ない施設から攻撃を始めたということから、モスクワを沈めたネプチューンの製造拠点でまずその恨みを晴らしにいった、という見方をされたわけだ。なんかもう、本当に小学生の発想でドラえもんのワンシーンのようだ。大丈夫かロシアはw
JSF氏のツィートになる。


JSF
@rockfish31

艦長死亡か…「モスクワ」沈没で食い違う主張 ロシアの報復攻撃に懸念:テレビ朝日
https://news.yahoo.co.jp/articles/6808ecaad26c6e53199128e89479a295518d5905 「また、海軍の最新情報を扱うネイバルニュースはツイッターで、当時の黒海の風速は7.2メートルほどで波の高さも約1メートルだったとし、「嵐」とは程遠かったと伝えています。」
https://news-us.org/article-20220416-00231341488-ukraine


このツィートを追っていただければ、ロシア軍のトホホなミサイル工場攻撃の全容がよくわかるので是非w

しかし、モスクワを失って黒海の制海権も維持できなくなった、という分析も正解だったとわかる展開だったとは。ロシアお得意の数で圧をかける戦法もとれず、距離を置いたところから地対地ミサイルを撃って当てました、だものなぁ。まさに「効いてる、効いてるw」状態だったと自白しているようなものではないか。

●ウクライナは実に「らしい」戦法でロシアに報復wプーチン激おこか?w●
いやぁ、この話も爆笑してしまった。アメリカ他の西側諸国から兵器の支援を受け続けているはずが、それを使って直接反撃をするわけではなく、こういう形でロシアの神経を逆撫でするとはw
なんとウクライナ、モスクワ撃沈記念のクレジットカードを発行したのだそうだw
Ховтолив-хуёвтолив氏のツィートになる。


Ховтолив-хуёвтолив
@SeloEniseiskoe

巡洋艦「モスクワ」沈没を祝し、ウクライナのモノバンク銀行はクレジットカード用の新デザインを発表した。
https://t.me/uniannet/47044

「モスクワ」だけでなく「Русский корабль иди на хуй」や「キエフの亡霊」、ヴィタリー・キム知事なども既にあるようだ。
https://twitter.com/SeloEniseiskoe/status/1514893484142247936?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1514893484142247936%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fnews-us.org%2Farticle-20220417-00211341513-ukraine


ウクライナ侵攻でロシアの金融界は開店休業状態になってしまっているが、旧ソ連圏ではどこも好調で、イケイケ感があるという話は聞いていた。だが、さっそくこういうクレカを出してくるあたり、その噂は本物だということらしいw
しかし、モスクワ撃沈についてはネットのロシア工作員が未だに一言もつぶやかない状態が続いており、完全に向こう側ではタブー化していることがわかる。それなのにウクライナではクレカで燃えるモスクワだwロシア工作員は延々地団太を踏んでいるのではあるまいか?w

●ロシア国内ではジワジワとウクライナ撤収の声が出始めている模様●
さすがに、プーチンの妄言も神通力を失いつつあるということだろう。ロシア国内では戦争反対!というもやっとした主張から、ウクライナから手を引け!という具体的な批判に色が変わってきたようだ。
篠田英朗氏のツィートになる。


篠田英朗 Hideaki SHINODA
@ShinodaHideaki
「モスクワ」沈没後、ロシア国内で過激論と撤収論との双方が見られるということか。

一つ分かっているのは、プーチンを支えているのは、勝利の神話、ということ。それがやばくなってきたらギアを入れ替える。それで?①核を見せて勝利を取りに行く、②すでに勝利していたことにする、の二択になる。
https://twitter.com/ShinodaHideaki


ロシア擁護派が一言も取り上げない=ロシアは相当打撃を受けている、という話を前項で書いたが、それはすなわちロシア国内でも反プーチン、反ウクライナ侵攻のネタになる、ということであると同時に、戦争相手から急所を突かれた場合には、まともな報復へ舵を伐ることができなくなる、ということでもあるようだ。モスクワを失ったから核の使用か?という声も外野からはあったが、結局その気も失せてしまうほどのショックを受け、リカバリーもできなくなっていると見ていいのだろう。
なんだろう、また将棋での例えで恐縮だが、モスクワという「角行」をタダでとられてしまい、戦意を喪失したのが今のロシアなのではないだろうか。まぁ、将棋でそんなボーンヘッドをしてしまえば挽回はほぼ無理なので、ロシアは「まいりました」と頭を下げてもおかしくない状況なのだがw

そしてここが大事なポイントなのだが、的確に急所を攻めるウクライナ軍の戦術とスキル、世界を味方につけながらロシアに精神的ダメージを与えるウクライナ政府の立ち回り、こうした面が似たような「持たざる国々」にとっても勉強になるはずだ。急所を深く抉れば抉るほど、相手は戦意を失い反撃の手が鈍る、それが自国を守ることへとつながると考えれば、闇雲に金と人を投入することが正解ではないこともわかるだろう。
必要なのは自国を守りたいという意思と、その為に何をすべきかを瞬時に判断する頭だ。ウクライナにはそれがある、だから負けないということなのだ。

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