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迫る「1月6日」に向け、アメリカ国内には1800年の大統領選再現を求める声が大きくなるw

さて。
2021年に入ったことで、さっそく「1月6日」の話を始めたい。
そう、この日こそアメリカ合衆国憲法修正第12条によって規定された「上院議長は、上院と下院の前で、すべての証明書を開き、その後、票を数える」日、なのだ。
そして、競合する選挙候補者リストに関する論争がある場合、上院議長でもあるペンス副大統領が、どのリストを受け入れ、どれを拒否するかを決定することになる。ペンスには大統領選挙の結果を握る「最終的な権限」がある、というわけだ。


ミシガン州でドミニオン不正の証拠があがる、そしてトランプ大逆転の切り札がペンス副大統領であることが判明w
https://note.com/momo19992000/n/n8348a0c550d2


これについて、今から221年前になる1800年の大統領選挙で、似たような事例が起きていたということから、今回も同じようにペンスが「正しい判断」を下すように、とthegatewaypundit.comが記事を配信している。


VP Mike Pence Can Place Himself Next to Thomas Jefferson in the History Books by Standing Up for the Rule of Law on January 6th
(マイク・ペンス副大統領は1月6日に法による支配の為に立ち上がる事で歴史書でトーマス・ジェファーソンと並び称されるようになります。)
https://twitter.com/shinjihi/status/1343951415354425346


また、同様にdavidharrisjr.comもオピニオン記事を書いた。


“You Have a Rendezvous with Destiny, Mr. Vice President”
(あなたには運命とランデブーする機会がありますよ、副大統領殿)
– On January 6th Vice President Pence Will Choose the Direction of the World for Years to Come – Like Thomas Jefferson Did Centuries Ago.
(1月6日が来ると、マイクペンスは、ジェファーソンが何世紀も前に行ったように決定を下します、彼は実際にこの国の進路を変えることができます。この決定により米国は大きく変わります。)
https://davidharrisjr.com/steven/you-have-a-rendezvous-with-destiny-mr-vice-president-on-january-6th-vice-president-pence-will-choose-the-direction-of-the-world-for-years-to-come-like-thomas-je/


後に「1800年の革命」と呼ばれることになるこの時の大統領選の話、その詳細はこちらをご覧いただきたい。


1800年のアメリカ大統領選挙 - wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/1800%E5%B9%B4%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E5%90%88%E8%A1%86%E5%9B%BD%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E9%81%B8%E6%8C%99


この大統領選は、再選を狙う連邦党のジョン・アダムスが、民主共和党のトーマス・ジェファーソンに敗れる結果となった選挙だ。
しかし、憲法で定めた選挙規定に不備があり、これが原因で大統領の決定までに混乱が起きた。
この為に該当する憲法12条が1804年に修正され、奇しくも今回、ペンスがそれに従い上院議長として判断を下すことになる、ということなのだ。

で、一体何が原因で大統領選が混乱したのか?と言えば、簡単にまとめると「ジョージア州で不正の疑いがあった」からだ。
今とは選挙制度が違うので、こちらも詳細はwikipediaを参照いただきたいのだが、ポイントは「欠陥のある認定証」にあった。

1800年の大統領選で投票結果を集めて選挙認定証をジョージア州が発行したものの、当時は副大統領だったジェファーソン(この頃は大統領選での最多得票者が大統領、次点が副大統領となっていた。つまり正・副で所属政党が違っていたのだ)は、そのジョージア州の認定証に欠陥があると考えていた。
そして証拠も何も提示せず、ただ「そう思った」からとジョージア州の認定証を無効にし、自分たちへの票にすると決めたのだ。
ちょっと書き方が乱暴になったが、憲法で規定されるような「投票した人をすべて特定する」というプロセスを一切省いたと言えば少しはそれらしくなるかもしれない。
ジェファーソンの脳内も含めたフローで書けばこうなるのかな?

①ジェファーソン「ジョージア州の選挙認定書は欠陥だ!」→②ジェファーソン「ジョージア州が我々に投じたのは明らかだ」→③ジェファーソン「よってジョージア州の選挙人は我々(民主共和党)が獲得する」→④議会その他「異論なし」

で、ペンスも同じことをやれば、ということなのだが、その「同じこと」がどういうものなのか、はこのツィートをご覧いただければよろしいかと思う。


吉川圭一
@micropht63

1800年に大統領候補にして現職副大統領だったジェファーソンは1月の合同議会で不正選挙の疑いのある州の選挙人団を無効にして自ら大統領になった。ペンス副大統領も1月6日に両党が選挙人団を出している7州の選挙結果を無効にすれば、ラシュモア山に顔の彫刻が残るでしょう!
https://twitter.com/micropht63/status/1344135450403868673


おわかりいただけただろうか?
ペンスが「ジョージア州の選挙人投票は欠陥だ、我々が獲得する」、「ペンシルバニア州の選挙人投票は欠陥だ、我々が選挙人を獲得する」・・・、を両党が選挙人リストを提出している7州で一つずつ展開すればいい、ということなのだ。

おかしいと思われるかもしれないが、ペンスにはその権限があり資格もある。それがアメリカ合衆国憲法が定めた「大統領選挙」なのだ。不正プログラムがインストールされたドミニオンのサーバを持ち出したバイデンとは話が違う、ということなのだなw
残るポイントは、その決断をペンスが下せるかどうか、それだけだと言っていい。

こうしたペンス応援の声とほぼ同時に、ペンシルバニア州議会が選挙人投票で20満票もの無効票があったことを認定している。
さっそくトランプもお得意の煽りツィートを炸裂させている。


mei
@mei98862477

投票日から2ヵ月後、Pennsylvania州議会は大統領選挙の認定結果に20万票以上の無効票がある事を明らかに
2020.12.28
トランプと売電票差の2倍以上の数字です
これを受けトランプがツイート、
Twitterや売電サイドは既に大統領は売電に決まったと反発し押し切ろうとしています
https://twitter.com/mei98862477/status/1343735952909299712


Donald J. Trump
@realDonaldTrump

“Breaking News: In Pennsylvania there were 205,000 more votes than there were voters. This alone flips the state to President Trump.”
(ニュース速報:ペンシルバニア州では、投票者より20万5千票も多く投票されていた。これでまず1州がトランプ大統領票にひっくり返ったな)
https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1343663159085834248


まぁ、ここまでバイデン陣営の「やらかし」がバレている時点で、ペンスが7州の選挙人リストをどう判断するのかもわかるというものだ。
逆に、これでも民主党提出の選挙人リストを採用したら、アメリカは即日内戦突入だぞ?w

以上、2021年最初の記事はここまでとなります。
みなさま、本年もよろしくお願い申し上げます。

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