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08 台湾で大切にされる 長幼の序

日本で暮らす小学校高学年の台湾人の男の子

クラスメート その3  
日本で暮らしているこの男の子は日本語はペラペラ。
両親が母国語である中国語を習得させるために夏休み中は おじいちゃんの家に滞在させてこの学校に通わせていました。
(外国に住む台湾人の多くがこのように長期の休みを利用して子供達を台湾の親戚の元に送って中国語を習得させようとしていました。)

『中国語は漢字ばかりだから大変だよ。本当はこんな風に夏休みに中国語の勉強するのは嫌なんだ。他にやりたいことがいっぱいあるしね。』
『大変だね。でも自分の国の言葉だから がんばろうね。』
『うんわかってる 頑張るしかないんだよ。明日はおじいちゃんの誕生日なんだ。親戚がいっぱい集まってお祝いするんだよ。』
『台湾の人達はご老人を大切にするよね。長幼の序って言うんだったかな。』
『本当なら日本からお父さん達も来なくちゃいけないんだけど仕事が忙しいからね 僕が家族代表ってことになるんだ。』
『プレゼントとかするの?』
『それはお母さんが選んで持たせてくれたからそれを渡す事になってるよ。夜は近くのレストランに出かけて行ってみんなで食事会をするんだ。中華料理はどれもおいしいから大好きだよ。』

こういう子達を見てお母さんは思ったそうです。
 母国語だけでも勉強するのが大変なのにいろんな事情から外国語を勉強しなくちゃいけない子供達って大変だなあ みんなホント偉いなって。

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