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宝塚の好きなショー「Mr. Swing!(’13年花組)」を語りたい

楽天TVに宝塚動画、いっぱいあることに気づいた宝塚好きのハロヲタの戯言です。


この作品、宝塚にまだそんなに詳しくない時、東京宝塚劇場で見ました。
トップは蘭寿とむさんの時で、春風弥里さんの退団公演、明日海りおさんが月組から花組に来て初めてのショーですね。
作・演出は稲葉太地先生。

全体的に、ただひたすらに、当時のトップの蘭寿とむさんが魅力的でかっこよく、大人の余裕を感じられて、バチバチに決めるところは決めまくりのショー。
花組の組子の皆さまも無敵で文句なし。

神龍が、「こんな蘭寿さんが見たい!見せてくれ!」っていうみんなの願いを叶えたのかな?って。
ジェンヌさん中心に書きたいと思います。



プロローグのかっこよさたまらん

ショーが始まってすぐ、心にぶっ刺さるシーンの連続。

自分の性癖に、スーツがあったとは…という発見がありました。
正確に言えば、スーツにサスペンダーが素晴らしい組み合わせにて、胸が苦しくなるほどに刺さります。好き。

開演アナウンスにドキドキしていたらダバダバ始まって、(スキャット?)蘭寿さん、明日海りおさんが男役たちのダンス。
問答無用にかっけえです。

赤いスーツにサスペンダーとハットの破壊力よ!

明日海りおさん(みりお)にハットで口元隠してこそこそ話するの、なんなの、仕草がかっこいいいいいいいい!!!!

銀橋に男役が並ぶんでハットを片手に持ってダンスするの、ちょうかっこいい。赤いスーツの蘭寿さん、背もしっかりしている方だからか、スーツがしっくりきてるというか、馴染んでいると言っていいほど違和感なく、完全にメンズです。

ただのイケメン。
楽園は、ここにある。


ジェンヌさんからいい匂い


当時、宝塚公式ファンクラブにも入っていなくて、プレイガイドの抽選でチケット取れたんです。上手(客席から見て右側)の端っこ3列目あたりで観劇したんですよ。

そのへんって、銀橋(オーケストラピッドと客席の間にある出っ張っているステージ部分)や舞台の真ん中までは遠いけど、端の舞台にいるジェンヌさんたちはめちゃくちゃに近いんです。

初めて間近に、顔と体型が整った次元の異なる人間たちが、キラキラなおめめで客席にアピールするのを目の当たりにする衝撃。
同時に、踊りながらフリルたっぷりのスカートをものすごい揺らしていくんですよ。
揺れが生む風で、客席のわたしも、前髪がブワって上がるくらいの風がきました。
銀橋の向かって真ん中へ進んでいく娘役のみなさまから巻き起こる風、ほんとすごかったです。

風圧と共に、良い匂いもブワッときた。

ジェンヌさんたちの香水の香りが素晴らしいのです。
だから、うごいて巻き起こった風と共に、ステージ上からいい匂いがするんですよ!!


100周年になる前って、宝塚公式で公演中もチケット余ってて普通に取れました。
組によったのかも知んないけど、少なくともわたしが当時WEBで見た時、花組オーシャンズ11、月組のルパンは残ってた記憶あります。

他にもプレイガイドでチケットを先行抽選でとると座席が1桁台の端っこ席が多く、もれなくいいにおいしました。

きれいな人は、良き香りをまとうようです。


ヷクワクする中詰


ショーの中盤、みんなで集まってウェイウェイやって、組子がいっぱい出てきて盛り上がるのが、宝塚のショーのお決まりです。

スターが銀橋を渡って歌い継いでいくのがスタンダードな形だと思うんですが、中詰が始まると、お決まりなのがわかっていて、期待が高まり、問答無用にワクワクします!

最初は、明日海りおさん(みりお)がやたらかわいい新人ぶり→望海風斗さん(だいもん)のスーツ芸!歌余裕でうっめえ!ハイタッチ→芹香斗亜さん(キキちゃん)が仙名彩世さんとべーちゃんを侍らせて銀橋わたりの最適解が素晴らしい。

キキちゃんとべーちゃん同期の並び、ものすごく良い。

その後、春風弥里さんの卒業感→世界の彼氏といわれた華形ひかるさんと桜一花さんの同期お似合いっぷりと、これぞ花組感→蘭乃はなさん(蘭ちゃん)が水美舞斗(マイティー)、大河凜(がりん)、柚香光さん(れいちゃん)を全く相手にしない。ちょっと情けない男役3人っぷりがへたれでいい。

中詰で、蘭寿さんのエロさ爆発!
みんなでスウィング!
超楽しい。幸せです。
多幸感~タコカン~が存在していていました。
ちょっと無理やりハローを絡めてしまいすみません。


どエロいよ!蘭寿さん✕瀬戸さん✕望海さん


瀬戸さんとは、瀬戸かずやさん(あきら)です。
つまり男役✕男役✕男役なんですけど、望海風斗さん(だいもん)は蘭寿さんと瀬戸さんのダンスを見ながら、盛り上が理を感じながらアドリブ?スキャット?とんでもねえ感じで歌っております。
男役の声から高音まで、気持ちいいくらいの突き抜けっぷり。ここの歌を任される信頼、すごい。

瀬戸さんは通常男役ですが、このときばかりはドレスで、目隠しで、怪しい雰囲気の美女って感じで蘭寿さんと絡むんですよ。
紫の証明の怪しさ、雰囲気、曲調、ダンス・・・いかがわしいです。
蘭寿さん✕瀬戸さん似合わせて激しくなっていくだいもんの歌、高音がきれいだし、どエロいし、ほんと何なのこの3人。
当時の花組男役のエロ神です。

まだ宝塚の世界をよく知らなくて見始めた頃だったので、劇場で見てて気まずくて顔を覆いたいような、目を背けたいような、見てはいけないものを見している恥ずかしい感覚がありました。

今はガン見です。


男役の群舞

かっっっこよすぎて、言えることがないぞ、ダンスの花組。
心を合わせ、ビシッと決めまくる蘭寿さんと花組の男役のみなさま。
ストーリーが感じられる、大人の雰囲気漂う蘭ちゃんとのデュエットダンス。これもエロい。

見たらわかっていただけるはず。


花組最高


「誰よりも最強!」はモーニング娘。の13期横山玲奈さん、加賀楓さんだけの言葉ではなかったのです。

BRAND NEW MORNINGという歌の歌詞にある。
加賀楓さんの卒業コンサートのこの二人を見てほしい。


余談ですが、元ハロプロ、モーニング娘。の加賀楓さんと元宝塚の望海風斗さんが帝劇で共演するのは、交わることのないと思っていた世界線が交わるようなもんで、大変嬉しいです!

望海さんの外部の舞台まだ見たことないけど、そんなん現役の時から見てたらわかるやん。
絶対すてきやん。



Mr. Swing!は、楽しいし、ドエロイし、かっこいいし、かわいいし、誰よりも最強!
今こんなのやってくれるなら、毎週チケット取れる限り通う。

いくら時間が立っても、好きなものは好きです。
そう言える世の中で良かった。

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