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世界一贅沢な授業づくり!JICA教師海外研修(キルギス)#09 現地研修パート7

楽しかったキルギス現地研修も帰りの移動日となりました。まだまだ滞在したい、文化を感じたい!そんな気持ちでしたが、空港へ

マナス国際空港へ

 すっかり大好きになって、帰ります。最後の悪あがきで、空港のショップでお土産や教材になるものを買おうと息巻いています。何せ、キルギスソムを日本に持ち帰っても使えないので・・・ 教材として残す数枚以外は使ってしまおうとしています。

 一つお目当てだったのは、OVOPショップで売り切れていた、ユキヒョウのフェルトマスコット。空港価格だから・・・と尻込みするつもりはなく、狙いました。

 必要な手続きをして、免税ショップへ。そして、発見!

こちらはショップではなく、製作中のワークショップです。

 そのほか、病院を訪問したときに、院長先生が被っていた帽子がとっても素敵だったので、色違いをゲット。革細工が素敵なベルトや、チャイなどを購入し、フィニッシュ。イスタンブールへ向けて、7時間フライトです。

イスタンブールへのフライトで、授業構想

 この時、後方の座席が空いていたので、移動させてもらい、ゆったりしながら、授業構想を練りました。離れて寂しい気持ちを紛らわすように、iPadを開き、notionとcanvaを使って単元〜授業アイディアと、教材の構想を始めます。

 まず、5年生家庭科の、暖かく過ごす着方、住まい方の単元に狙いを定めました。これは、キルギスと北海道・十勝の気候がとても似ていること、冬はマイナス20度になるほどの寒さも同じで、雪も積もります。そんな共通点から、異文化理解を通じて、自分たちの地域を見直す、生活に目を向けることができると思ったからです。
 “Think Globaly, act localy”
 この言葉を、JICA帯広の木全代表から聞いた時に、この教師海外研に参加しようと思ったことを思い出し、やはりフォーカスするならこれだと思いました。

教材作り

 授業の構想はある程度たちました。これを、どんな教材を使って、狙いに迫るか。国際理解教育としての目標も、家庭科としての目標も達成したい。異文化理解の部分を楽しく活動し、参加型の授業にしたい。異文化理解の部分の情報量をしっかり取らないと、深まらない。SDGsも取り扱いたい。
 と、欲張って考えました。後から削いでいけば良いと思ってです。
 
 そこで、カードゲームのような形式を採用することとしました。条件としては、写真を載せること、短い説明文を入れること、日本とキルギスのカードが混ざること、暖かく過ごす工夫に関わる観点で比較できる要素を入れることを考えました。そして、canvaで一つ目のカードを作りました。

ユルタがお気に入りなので、まずはこれから

 星マークは、自分の主観で、基本1〜5で。ユルタはとっても可愛いので、星20ですがw とりあえず、数枚作って、この時は終了。帰国してから、数百枚の中から厳選した写真を使って、60枚ほどを作りました。
 真剣に考えていたので、あっというまに、イスタンブールに到着です。

イスタンブールでのトランジット

 帰りのトランジットは時間が短く、降りてすぐ乗り場へ向かいました。キルギスの大気汚染の影響なのか、病院を訪問時に何かもらたのか、発熱で次々とダウンしていく皆さん・・・自分は、元気に自動販売機と格闘しました。結局買えず、カフェで飲み物を買いました。イスタンブールの物価高がすごくて、500mlの水が800円ぐらいしました!

空港のエスカレーターがわかりやすかったです


一路、成田へ

 帰りの飛行機では、T氏と授業構想について相談しつつ、機内食を楽しみつつ帰りました。もちろん、フライトマップがお友達です。自分が撮った写真を見ながら、どんなカードが作れるかも考えました。

帰国!羽田→帯広へ

 この24時間で、3本目のフライト。たっぷりフライト自体も楽しみました。帯広空港へ降り立ち、駐車場で、あらためてキルギスと景色が似ているなと思い、写真を撮りました。のちに、この写真が活きてくることになりました。

十勝も好き


これにて、現地研修日程終了!

 12月30日、帰宅して終了です。
 家に帰って、荷解きをしながら、また余韻に浸りました。

 この後から、世界一贅沢な授業づくりの産みの苦しみタイムが始まります。では次に。

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