この note では『大和名所図会』の挿絵ページを翻刻します。本文ページは大正時代の活字版があるのでそちらを参照してみてくださいね。👀 → 国立国会図書館デジタルコレクション『大日本名所図会 第1輯 第3編』(大正8年)
※ 「古今」は、古今和歌集。
※ 「夫木」は、夫木和歌抄。
※ 「殷冨門院」は、平安時代後期から鎌倉時代初期の女院。後白河天皇の第一皇女、亮子内親王。
※ 「拾芥抄」は、室町時代の有職を中心とした類書。
※ 「類聚國史」は、平安時代前期に編纂された史書。編纂者は菅原道真。
※ 「釈書」は、仏教の書物。釈典。
※ 「兠卒天宮」は、仏教の世界観における天界のひとつ。
※ 「壬二」は、壬二集。
※ 「いこまおろし」は、生駒颪。冬に生駒山から吹き下ろす風のこと。
※ 「秌篠」は、秋篠。
※ 「村しぐれ」は、晩秋から初冬にかけて、ひとしきり降ってはやみ、やんでは降る小雨のこと。村時雨。
※ 「凡兆」は、江戸中期の俳人、野沢 凡兆。
※ 「類字名所集」は、類字名所和歌集のこと。
※ 「陵圖考」は、天明八年(1788年)に出版された『大和御陵図考』のことと思われます。
※ 「垂仁天皇陵、字 宝来山」は、宝来山古墳のこと。
※ 「子規」は、ほととぎすの別名。
※ 「𦾔號」は、旧号。
※ 「梵殺」は、仏語で寺院のこと。
※ 「正統記」は、神皇正統記。北朝時代の史論で、著者は北畠親房。
※ 「 知通僧都」は、飛鳥時代の法相宗の僧。
※ 「師子の床」は、獅子の床。仏のすわるところ。獅子の座。
※ 「かぶり」は、頭。
※ 「扨」は、さて。
※「化人」は、仏・菩薩が 衆生を救うために仮に人の姿になったもの。
※ 「筒井順慶」は、大和筒井城を拠点とした戦国大名で、茶湯、謡曲、歌道などにも秀でていました。
※ 「一道」は、幕末の俳人、北川犂春のことと思われます。別号は一道居。
※ 「 矜迦羅・逝多迦 地蔵観音」は、不動明王の脇侍の矜羯羅童子と制吒迦童子。
※ 「■馬」は、往馬、生駒。
※ 「新千載」は、新千載和歌集。
※ 「時鳥」は、ほととぎす。
※ 「光明峯寺入道」は、鎌倉初期の公卿、九条道家。
※ 「たかはら」は、竹原。
※ 「ふ詳」は、不詳。つまびらかならず。
※ 「続千載」は、続千載 和歌集。
※ 「津守国冬」は、鎌倉時代の神職、歌人。
※ 「新古今」は、新古今和歌集。
※ 「道命法師」は、平安時代中期の僧、歌人。
※ 「能因法師」は、平安時代中期の歌人。
※ 「塘雨」は、江戸時代の旅行家、百井塘雨。
※ 「古今」は、古今和歌集。
※ 「業平朝臣」は、在原業平。
※ 「髻」は、髪を頭の上に集めて束ねた所。
※ 「続後拾」は、続後拾遺和歌集。
※ 「衣笠前内大臣」は、鎌倉時代の公卿・歌人、衣笠家良。
※ 「都名所圖絵拾遺」は、天明七年に出版された『拾遺都名所図会』のことと思われます。
※ 「たへまの蹶速」は、当麻蹶速。大和国当麻邑(現在の奈良県当麻町)の人。
※ 「能見の宿祢」は、野見宿禰。出雲の人。垂仁天皇の前で、当麻蹴速と野見宿禰が力比べをしたことが相撲の始まりになったそうです。
※ 「湘夕」は、秋里籬島。湘夕は字。
※ 「泊舩集」は、芭蕉の句集、泊船集。
※ 「二上山當麻寺に詣て…」は、芭蕉の『野ざらし紀行』に記されている文章。
※ 「はせを」は、芭蕉。松尾芭蕉。
筆者注 ●は解読できなかった文字を意味しています。新しく解読できた文字や誤字・誤読に気づいたときは適宜更新します。詳しくは「自己紹介/免責事項」をお読みください。📖