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おウワサはかねがね その9「絶対神・他己評価」

「おウワサはかねがね」は、お互いの「ウワサ」だけは知っている波多野伶奈(俳優)と野花紅葉(劇作家)がnoteを通じてやりとりする企画です。会ったことのない2人の関係はどう変化するのか、2人が本当に会う日はやってくるのか。毎月0のつく日は野花紅葉、5のつく日は波多野伶奈が更新します。

※完全な勘違いにより5月19日に投稿してしまいました。心よりお詫び申し上げます。※

前回のおウワサはかねがね【その8(5月15日)】​

れなさん

前回はタイムアタックの成功、おめでとうございました(?)。わたしも18時ごろから日付や時刻を確認してはそわそわしておりましたが、なんというかそこまでこの企画がわたしの中に入ってきているのか!と思いうれしくもなっていました。キモいですね?9回目もよろしくお願いします。

さて、お互いに超キワキワオモロー話題(この表現ウケました)のしかもキワキワのエピソードをチョイスしたところで、どうしようかな。わたしとれなさんで共通しているように感じた絶対神・他己評価について話していこうかな。ちなみにこの表現も超ウケたので勝手に今回のサブタイトルにしてるよ!!!サムネイルについてはすみません、折れた口紅で書こうと思ったのですが鏡に書く勇気はなくダンボール、おまけに「ちゃむのはな」という文字入れ忘れました。「絶」の字が間違えているのはそこで口紅が更に折れてパニックになったからです。色々すみません。

あ、そういえば前回は初めてれなさんが曲を紹介しなかった回でしたね。

代わりと言ってはなんですが最近よく聴く曲を貼っておきます。

その7で「自我の大半が父親の影響で形成されている」という話をしたのですが、印象的な父の教え(と幼少期のわたしが判断したもの)がいくつかあって。その中でも特に深く刻み込まれているもの、それは「自分の人生は自分で決めることはできない」というものです。

父の運転する車の助手席に乗っていた時のこと、信号で止まっていた車の間をバイクがスイスイと進んで行きました。よく見かける光景ですよね。特に何も思わなかったわたしに父が言ったのが上のセリフです。その後、「彼が道だと思っているものは道ではない。仮に今誰かが車を動かせば潰れてしまうものであり、それによって彼は轢かれて死んでしまうかもしれない。彼が進んでいるものは他者によって容易に消え、また命さえも同様である。」え〜〜〜それ小学生に言う!?って感じですね、わたしもそう思います。

つまり、自分の人生は自分で選び取っているように見えても、周りの他者によって形成され存在しているものである、だから……という意味です。多分そうだと思います。幼い頃の記憶なので意味合いがバッチリ正しいかは不安なところがありますが。

これぞ絶対神・他己評価。だって自分の人生は他人が決めるんですよ?神じゃんそんなの。「そんなわけない!わたしの人生はわたしが切り開く!」と育ったかといえばそうでないことはもうお分かりですね。いや、正確に言うならわたしの人生はわたしのもので、わたしの歩んでいる道はわたしが作っていると思っています。なぜならわたしは「自分が通りたい道を車たちに作らせる」ように生きているから。そうしてわたしは「こうするには他者にどう思われたらいいか」「他者にこう思われるにはどうすればいいか」ということが生き方の基準になりました。バイクに乗ったわたしがどうすれば車たちに道を作ってもらえるか、あるいはどうすれば車たちは動かず道は潰されないか、わたしは殺されないか、です。

自分が良いと思っていればダサいと思われるものを着ていてもいい、というスタンスはマジでかっこよく、実際にわたしは万人受けはしないだろうセーラームーンの服やアクセサリーをたくさん持っているのですが、それは「そうであっても殺されないように振る舞っていた結果」でしかなく、わたし自身のスタンスがそのまま受容されたこととはイコールではないということです。だから、似合わない自己嫌悪は理解できます(が、おそらくれなちゃんほど切実ではありません。というのもわたしは自分の姿形にそれほどこだわりがなく……これも話してみたいな)し、わたしも高校は制服のところを選びました。

絶対神・他己評価、手強すぎて全然書ききれないですね。長くなったので今回はこの辺にしておきます。これをサブタイトルにしたときは「次回使ってもらえるようのパワーワードを生み出すぞ〜」と思っていたのですがどうでしょう、何か超ウケた言葉はありましたでしょうか。コンプレックスというテーマが強すぎて吐き出すように書いてしまったため、自信はありません。

では次回、記念すべき第10回目!10回目!?楽しみに待っております。

野花紅葉

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