「面と向かって食う」

ついに第3週目、デザイナーさん曰くこのロゴカラーの名前は「サーモンワサビ」だそうで、もうそれにしか見えなくなった野花紅葉です。今週のサムネはこれでいきたいと思います。

回らない寿司屋なんてほとんど行ったことのないわたしですが、行くなら絶対に一人で行きたい。絶対。っていう話。

人と食事をすること自体は嫌いではなく、なんなら好きなのだけれど、人といるときご飯はどうやったって真ん中には来ない。美味しい美味しくないに関わらず、好きな人と食べるときご飯は好きな人よりも好きなものにはならないし、嫌いな奴と食べるときのご飯はオアシスであり駆け込み寺である。人と食事するという行為は、わたしにとってご飯と純粋に向き合うことのできるものではない。

しかし、自分の作ったご飯を一人で食べる行為というのは非常に苦痛。無駄に育ちがいいので食事中にテレビを見ることやケータイを触ることができないわたしは、自分が作った可もなく不可もないものを「面と向かって食う」ことが苦手だ。好きな人の次に好きなものにもオアシスにも駆け込み寺にもならずに、ただただわたしの真ん中に来てしまう。

「面と向かって食う」

一人で食べる行為自体は嫌いではなく、なんなら好きなのだけれど、どうやったって真ん中に来てしまうなら相応のものがいい。「面と向かって食う」もののハードルは異常に高いから、可もなく不可もない食事を一人でとるか、真ん中から遠ざけながら食べるしかない。回らない寿司なら面と向かって食えるんじゃないかと思うのだが、貧乏人の期待かもしれない。やっぱり好きな人とする食事が一番ですかどうですか？真ん中から遠ざけてるだけじゃないですか本当ですか？それを確かめるために、回らない寿司屋には一人で行ってみたいのです。