「なんで隣に座ってくるのかわからない」

一緒に居たいからでは不服らしい。野花紅葉です。

「エゴだよ」って、相手に絶対納得してもらえない（しづらい・したくない）だろう理由なのに、考えても考えてもそれしか言えない自分が情けない。それしか理由がない自分が不甲斐ない。

とはいえ、「あなたの苦しみを背負いたいから」とかそんなクソみたいなこと死んでも言いたくない。クソじゃない？わたしはクソだと思ってるんですけど。押し付けがましいじゃない。自分がそれだけ他者に影響できる人間だという自覚を、自分がそれだけ他者に依存させてあげられるほどの人間だという自負を、わたしは持ち合わせていたくない。勝手に背負おうとして「背負えなくてごめん」みたいなこと言ってくるやつ、まあそれはそれで愛おしさはあるんだけれど（モミジノハナのユニットコンセプトは「否定しない」です）、少なくともにわたしは絶対そんなこと言えないし、言いたくない。

「なんで隣に座ってくるのかわからない」

エゴだよ。純度100％のだよ。

けれどあなたは不服らしい。何かしら背負って欲しいらしい。そして感じて欲しいらしい。遂には助けて欲しいらしい。つまり、この言葉自体がとてつもなくあなたのエゴだということに、あなたは本当に気づいていないらしい。でも大丈夫、それでも愛してあげるから、これからもわたしが考えることなんて構わないで、わたしが隣に座る理由なんて実は大して興味もないまま、わたしに対して意味ありそうでないことだけ言い放ってくれればいいよ。

そんなところも可愛いからさ！

わたしを情けなく不甲斐なくするあなたの眩しさこそが、わたしがあなたを好きな理由です。ほら純度100％のエゴ。