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おウワサはかねがね その17「自分の五臓六腑は死守したい」

「おウワサはかねがね」は、お互いの「ウワサ」だけは知っている波多野伶奈(俳優)と野花紅葉(劇作家)がnoteを通じてやりとりする企画です。会ったことのない2人の関係はどう変化するのか、2人が本当に会う日はやってくるのか。毎月0のつく日は野花紅葉、5のつく日は波多野伶奈が更新します。

前回のおウワサはかねがね【その16(6月25日)】

ちゃんさんへ

荒地の魔女・ちゃむ、面白すぎ。野花紅葉です。あ、もみです。わたしも二つ名ほしくなっちゃったぞ!

全然関係ないのですが、ふと最近音楽を聴いてないな〜となって、いかに自分がちゃんさんから紹介された音楽ばかり聞いていたのかを思い知りました。またぜひ教えてくださいね。わたしも貼ってみます。

「東京」と名前のついた曲を聞くたびに、自分が東京に生まれ育ったことをなんだか呪ってしまいます。なんのカミングアウト?

さて、お返事を読んで色々考えてみました。「私は『人間が恋愛に酔っ払って理性飛ばしてる』のがグロい。もみさんのグロいは『恋愛ってだけでなんでも許されること』がグロい?」……を読んで、わたしの中で「恋愛ってだけでなんでも許されること」=「人間が恋愛に酔っ払って理性飛ばしてる」っていう図式なんだなと思いました。だから一緒?

そして、相手の生きてきた軌跡とか、ふとした取り繕えない自我の綻び、みたいなものを見るのもだ〜いすき!です!!!だからこれも一緒な気が。というかこれ嫌いな人いる?人類みんな好きな人の内蔵見るの好き説??

でねでね、最も違うなと思ったのは、「相手の中身=内臓が見れるんだったら自分の内臓が露出しててもどーでもいい」……ここなんすよね……え、強くね!?!?!?どーでもいいのですかちゃんさんは。わたしは何よりこれがグロい、グロいっていうか、怖いんですよね。だって内臓出したくないモン、ってなっちゃうんすよ……見たいくせにカスなんですけど自分の五臓六腑は死守したい。そういう、恋愛関係において人と向き合う(=好きな人の内臓を見る)には、わたしには勇気や覚悟がないんでしょうね。書いててカスすぎてウケちゃいました。重く捉えすぎだと言われまくるのですが、それだけのことが必要な恋愛はやはりわたしにとって素敵なだけのものではないというか……ちゃんさんみたいに「自分の内臓が露出しててもどーでもいい」という態度は、非常に不可解で、非常にかっこいいです。

そして「恋愛するなら何を求めてるか」についてはこの記事にチラチラっと書いたことがあるのだけれど、こんなわたしなので「欲している」みたいなイメージではないんですよね。こんな大変で怖いことを全力でやる(やるしかない)ならこれくらいは得たいワ、という舐めたスタンスでよければ、①やっぱり相手の内臓を見る楽しみと ②自分の内臓を殺す勇気を得るような体験 でしょうか……舐めすぎ人生を、死んだ方がいいですか?

書いていけばいくほど、恋愛、嫌いですね(笑)嫌いだが魅力的。そこを知りたくていつも恋愛を題材にしているかもな〜なんてボヤッと思ったのでした。

わたしがちゃんさんに聞いてみたいテーマは、実は前々前回にちゃんさんがわたしに投げてくださった「依存」についてです。これ本当にむずいテーマとして。わたしは返信をかけるのだろうか……?恋愛まつわる依存話でも(聞きたすぎ)その他でも(そういえば、ないとおっしゃっていたような)、大歓迎です。

6月も終わり。気圧の影響を世間で言われだしてから実感してきてしまったので、なんだか認めたくないわたしでした。7月も(は)、どうにか健やかに。

ノハナ


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