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INK. Ink. ink!戦利品とガラスペン同人誌の紹介。
やはり銀座伊東屋のイベント名は「INK. Ink. ink!」のほうがしっくり来ます。
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むしろ何で前回は「インクカケル」だったのか。
――というわけで6/20から始まった2時間インク試筆しほうだい制のイベント「INK. Ink. ink!」、限定品目当てで初日初回に行ってきました。
このイベント、限定品は日割じゃないんで早く行かないと売り切れ御免で買えなくなるんです。
ただ今回は告知面が行き届いておらず、5社10色の限定インクを出す、詳しくはXで発表すると告知するも開催初日の6/20時点で6色しか発表されませんでした。
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事前に何を買うか・どのぐらいお金を飛ばしそうかの想定ができずかなり困りました……。
INK. Ink. ink!にて
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家の掃除をしてから出たので会場に着いたのは開始30分ぐらい前。入場料2000円を払って限定iro-utsushi(つけペン)とノートの入った試筆セットをもらい、開場まで少し待機。
自分で持ち込んだペンでの試筆は禁止です。紙は特に制限無いですが、紙を置けるスペースが小さいので葉書サイズが限界かと。
試筆セットに入っていた販売インク一覧を見てようやく残りのインクが判明しましたが、INK INSTITUTEのプレミアムシーンインクが各4180円と知って思わず顔面蒼白に。
INK INSTITUTE各4180円、KA-KU各3080円、セーラー各2420円、ロメオ各1760円、TAG STATIONERY各2530円なので全部買うと約28,000円です。ご査収ください。#inkinkink #インク沼
— TwinStar∞(みねのもみぢば) (@momidiba) June 20, 2024
シーンインク好きなので買わない選択肢が無かった。
万年筆用インクにおける「シーン」とは光の反射でインクの地色とは異なる色が見える現象のこと。少し前まで国内では「フラッシュ」と呼ばれることが多かった印象です。
シーンが出るインクは総じて粘度が高く、セーラーのDiptonクラスになると公式に「万年筆での使用禁止」とうたわれるほどです。
あくまでインクの反射でありラメの反射は「シーン」「フラッシュ」と呼ばないことに注意。
なお海外ではラメインクのことをシマーインクと呼びます。とのりむ系文具イベントでラメ無しインクにラメを追加するサービスが「Shimmer Bar」と名づけられているのはここから。
本イベントはとにかく試筆自由なのと海外製インクが豊富なのが特徴。インクの色見本づくりが好きな人や今後の購入計画を立てたい人、訳あって数は買えないけどシリーズ全色の色見本を持っておきたい人には1枠じゃ足りないかもしれません。
フェリスホイールプレスの増え方えげつないもんな……。
私も初期の回ではナガサワのKOBE INK物語全色を試筆したりしてたんですが、今では自分が買っていないインクの試し書きに興味が持てなくなってしまったので、買うと決めたインクを買い物袋に片っ端から入れていくだけの作業。
私の感覚は現在のインク沼界隈ではわりと異端かもしれない、と薄々思うのですがその辺りは別の機会に語ります。
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KA-KUのラメが飛んでるのはご容赦を
当初は限定品すべてを購入するつもりは無かったんですが(発表済みのKA-KUはインクカケルでの経験から3000円超えと予想されたため)、INK INSTITUTEが円安のせいなのか少数生産のせいなのかバカ高かったので腹をくくり10種すべて購入。
この時点でも未だ発表されていない限定インクがあるため自分の試筆でも情報として価値があると思い会場で試筆もしました。
1色ぶんのスペースが狭いので字がクッソ汚い。
開催前に情報が無かったイベント限定インクです。お納めください。#inkinkink #インク沼 https://t.co/o1PNs4XaaO pic.twitter.com/KRiiUCVtg1
— TwinStar∞(みねのもみぢば) (@momidiba) June 20, 2024
その後会計で慌ててしまい試筆用のつけペンで手のひらを刺して内出血するというポカをやってしまいました……。
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今回限定品のほか、インクカケル限定品で万年筆に吸わせている28:00が再販されていたので購入。
セーラーのDiptonもシマーは全色持ってましたがシーンは買い逃してたのでこちらも購入です。
先述の通り相当粘度が高いインクなので、ガラスペンの研究用として買いました。海外製激ヤバ高粘度インクのKWZ Ink「シーンマシーン」「シーンデイ」より入手難易度が低いので。
TAGが2つずつある? 私TAGキチなんで……。
ガラスペンイベントにて
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銀座伊東屋はインク系イベントと同時にガラスペンイベントもやるのが通例のため、地下の会場を出てエスカレーターで2Fに上がるとやっぱり今回もやっていました。ケース4つぶん、海外ものもそこそこ。
これも開催告知が当日の夕方でした。どうなってんだ。
インバウンド客の一家がケース周辺を占拠し、あまつさえ蓋を開けようとケース(施錠されている)を持って思いっきり引っ張ったため慌てて「STOP!」と言ってしまいました。銀座伊東屋さん、このご時世注意書きは英中韓の併記必須だと思いますよ……?
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私は実に5年ぶりにOfunaGlassさんのガラスペンを買いました。7年前に最初にOfunaGlassさん買ったのもこのお店だったなぁ……。
5年前の日本橋三越の催事では字幅や紙当たりなどペン先の個体差が大きかったのですが、今回試筆してみてそのへんが解消されたと感じました。
軸形状はパターン化され少なくなりましたが、独特な形状スタイルと色使いは今も変わらず個性的です。
最近購入したガラスペン同人誌
最後にnote経由で知って購入したおすすめ同人誌「ガラスペンよもやま話」を紹介します。
著者のAYAさんがお持ちのガラスペンをすべてフルカラー写真で紹介されており、使用感、筆記量の見本、購入時のエピソードなどが添えられています。
また、インクポッドやペンレストの紹介もあります。
入門用のガラスペンからこの沼に入ろうと思っている方に非常におすすめの内容です。私もこの本から新たな知見を得られました。
頒布情報はAYAさんのnoteから発信されておりますのでご興味を持たれた方はぜひチェックを!
私は通販しましたが、ガラスペンの手書きメッセージが添えられていてたいへん感動しました。
更新予告出してたカルティエ展よりこちらを優先させたのは6/21現在いまだに限定インクの発表が出揃っていないからです。今日の夕方に出なかったら週末参戦の方は困るのではと思いました。
それと「ガラスペンよもやま話」がほんとに面白かったからです。イベントレポに紹介を併設すればより見て貰えるのではと思いました。
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