「息子が不登校になった」あの時の息子とわたし⑥支配
息子が中学一年の
4月に実父、9月に義父を相次いで亡くし
わたしは大きな空虚感に襲われた。
しかし、日々は進行する。
やる気が出ないのに、
わたしは無理に日常をやり過ごそうとした。
何かが、ずっとおかしかった。
今まで分散されてた、わたしの目が
子どもに集中して注がれる
目下の議題は
息子が、少しでもいい高校に合格する
それしか頭にない。
息子の希望を無視し、
わたしの希望の高校を押し付ける。
息子は仕方なく承諾したが、
その頃から特に、学校に行く日が減った。