素直でいることの大切さ

素直な人って素敵ですよね。

仕事をしていると、問わず相手の言うことをそのまま聞き入れられる
ときもあれば、上司・部下・同僚を問わず「いや、そうじゃないでしょ！」とツッコみたくなる時もあるかと思います。

また、家庭においても夫から指摘を受けてイラっとして、
「そういうあなたはどうなの？」と思ったりすること、
あるのではないでしょうか？

また、知人が趣味のことを話したときに、「私にはそれ興味ないし・・・」と聞き流したりすることもあったりしませんか？

実は、素直さは人生においてとても重要な要素の1つです。

単純に考えてみてください。
あなたが上司だったとして、部下へ指摘したときの第一声が
◆Aさん
　「○○さんのおっしゃるとおりですね。
　　その上で、私は××と思って△△をしました。」
◆Bさん
　「でも、私は××だと思って△△したんです。」

どちらに良い印象を受けますか？
AさんもBさんも、同じ行動をしたけれども、
Aさんはまずあなたの指摘を受け入れているのに対し、
Bさんはあなたの指摘を受け入れていない。
単純にいい気分にはならないですよね？

ちなみに、仕事での素直=従順に相手の言うことを受け入れるイエスマン
と捉える人もいるかもしれませんが、決してそうではありません。
どんなことでもまずは一旦受け止めることが素直さです。

また、友人におすすめのカフェの話をしたときに
◆友人A
　「そんな良いところがあるんだ！」
◆友人B
　「私はそれよりもこっちのカフェの方が好きだな。」

と言われると、どう思いますか？
友人Aはあなたの言うことを受け止めてくれていますが
友人Bはそうでしょうか？

素直でいることは、他人からの印象を大きく変えます。
良い印象を持っている人にはもっと関わろうと思いますし、
仕事であれば良い印象を持つ人に仕事を任せるのではないでしょうか？

また、素直でいることは、チャンスや成長の伸びしろを
他の人より多く持つことができるのです。
例えば素直な部下は上司からどんどん仕事を任されます。
それは単純にチャレンジする機会が増え、
できることが増えることに繋がります。

仕事の中では当然、期待された結果が出ないこともあるでしょう。
ただ、それはリベンジすることが可能ですし、
失敗を次に活かすことができます。
そして、失敗の確立を減らし、成功率を高めていくことができます。

ただ、素直に受け入れれば全て良い結果に繋がるかというと
そうではありません。

素直に人を信じ、信じた自分が取った行動に責任を負える人が
良い結果を出せる人です。
Aさんのアドバイスを選択したのは私だ、と思える人です。

良い結果を出せない人とは、神頼みな依存した選択を取る人です。
例えば、「この100万円の壺を買いさえすれば、私は幸せになれる！
壺さえあれば！」
というような感じです。
※変な商売には引っかからないようにご注意を。

様々な情報に溢れていたり、複雑な人間関係を抱えている中で
素直でいることはときには難しいかもしれません。
でも、一度肩の力を抜いて、人から何かを言われたら

「そうなんだ」

と受け入れてみてください。
素直でいることで、少しずつ良い変化がもたらされるはずです。