組織論と訪問看護
以前に洋子さんの記事で紹介されていた「ティール組織」について読んでいます。
曲がりなりにも管理職を経験して
どういうチームになれたら利用者さんにとってより良い看護ができたんだろう。
と考えていたときに、たまたま洋子さんのこの記事を見て組織論を勉強してみたいと思いました。
きっかけをいただき、ありがとうございました。
この本で紹介されているオランダの地域看護の集団、ビュートゾルフの取り組みはとても興味深いです。
この看護師の集団は、管理者が存在せず、昇進に関する上司からの評価がなく、存在するのは意思決定権のないコーチのみ。
政治的駆け引きが必要なく、それによる恐れや不安がなく、
純粋に目の前の看護に集中できるように意図されて作られているとのこと。
でもこれは
単純に組織が階層性でなくなったらできるとかそういうことではなく、
組織の問題解決方法や非暴力的コミュニケーションについての共通理解などができている、など
チームとして最高のパフォーマンスを引き出すために他者と協力するプロセスをとても大事にしているということ
かな、という今現在の理解です。
驚くのは、スケジュール管理や採用、新規事業の提案・計画・実行も、研修計画も全て現場の看護師が行う「自主運営組織」ということ。
どうなっちゃってんの!?そんなことできるの!?って感じです。
そういう管理者の権限の移譲が、刻々と変わる現場の利用者さんのニーズに即した選択ができるということのようです。
まだまだ読み砕けていないし、途中なのですが。
働く人たちが組織の懐事情も把握した上で、純粋に看護を話し合い、必要な知識を共有して、必要な時に専門家の知恵を借りたりして、現場の看護のブラッシュアップを図る…
なんて理想的な環境があるなら働いてみたいな。大変そうだけど。と思います。
ビュートゾルフ柏という施設があるようですがホームページからは具体的な組織についてはわからず。
とりあえず最後まで読んでまた考えます。
こういう組織論も含めて話せて、考えを深める場があったらいいのになぁ。と思ったりしています。
何かないですかね?
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