のんびり男子とせかせかお母さん
こんにちは!
第14回です。
神戸は桜が満開で、わたしのおうち周りはとてもたくさんあるので、通勤時に楽しんでいます。
みんな画面ばかりみてないで、春の景色も楽しんでね🌸
さて、今回は最近わたしが気付かされたことです。
わたしが代表を務めるeSports Team『Four Man Bow(ふぉーまんぼう)』には現在10代~20代前半の男の子たち7名が在籍しています。
チームメンバーのまんぼう達はみんなとても優しく真面目な子ばかりです。
酷い言葉も使わないし、素直でわたしの話もうんうん聞いてくれる。
なのに、よーーくわたしに叱られていますw
良く言えばみんなのんびり屋さんで、
悪く言えば、気が利かないw
わたしは中学の時にバレーボール部だったのですが、途中で膝を痛めてマネージャーになりました。
その時に顧問の先生から、もっと周りを見て誰が何を欲しいか察する事ができるようになれと言われ、また元来のお節介心から周りを観察して周りの為に先に準備したり動くことを意識してするようになりました。
(ここで重要なのが周りの為になら動くのに自分だけになるとできないダメさ、まだまだ配慮が足りない上に、しなくていいことまでしてしまうのは課題です)
それは今でも友達や家族と旅行に行くとなるとスケジュールを立て交通手段を調べ手配したり、最近ではストリートビューで道を覚えて案内までしていますwそれはわたしにはすごく楽しくて好きな時間です。
けど、男の子ってそういう子が少ないように思いませんか?
特にわたしの周りの子がそうなのかもしれませんが、MOTO様然り、息子然り、まんぼう然り……まぁなんとかなるだろう~みたいな!!!
旅行でも海外だとそう簡単に何度も行けないし、同じ場所に行くより新しい所にも行きたいので、効率よく動いて色んな物を見て食べて、後からここにこんな美味しそうなお店あったのかーって後悔したくないんです。
まぁ、また機会があれば行ける事もあるさ~って考えられないんですね、わたしは。(食いしん坊でケチなだけかもしれないw)
少し話が逸れましたが、そうして効率よく進めていきたいのに、まんぼう達は呑気すぎて。
時間が永久ならばそれでいいのです。
けれど大会はまたすぐ始まるし、みんながチーム活動に専念できる時間も限られている。
そうなったら、もっと効率よく上達する方法を考えて動かないと、経験の少ない4MBが3年プレイしてる人たちに勝てっこない。
そこでわたしは色々考えて提案しました。
その一つが、みんなのバイト時間を揃えてみたら?そうすると練習時間を今より多く確保できるんじゃないかな、と。
代表命令ではなくあくまで提案なのですが、みんな「いいですね、それ」って言ってくれたし、彼らも実際そうできたらいいなって思っている。
そう思っているのに、じゃあみんなのバイト時間話し合おう、というステップに進めない、進まないのです。
4MBは設立時に理念を掲げて立ち上げました
この一番最初の『能動的に行動する力』という部分ですね。
それが全然できない。
今までわたしが世話を焼き過ぎたことも大きな原因だと実感しています。
「してもらうことが当たり前、MOMAさんがしてくれるや」が無意識に染み付いてしまっている部分もあって、わたしがあれこれ構い過ぎたんだと反省しています。(こういう所は本当に子育てと同じ、親としてわたしの課題)
でもね?もう自分で考えて行動するなんてことは何度も話をしてきたし、今のメンバーは1st2nd3rdがあった時の3rdメンバーなので、上の子たちが同じことで何度も叱られているのも見てきたのだから、そろそろ考えて動きなさいよ、とイライライライラ…w
しかしながら、そう簡単には変われない。
これはのんびりしたまんぼう達の意識改革と、せっかちなわたしの忍耐力との戦いです🔥
そして、もう一つ『自分の思いや考えを言葉にして表現する力』
まんぼう達にこれはどう思った?と聞いても「考えたことがなかった…」「よくわからないです…」という返事が多いです。
わたしはそれが衝撃で。
え、わからない?自分がどう思ったかわからないの?と。
ジェネレーションギャップなのか、男女の違いなのかなんなのかとても悩みながらも、思っている事を聞かせてほしい、気持ちを話してくれないと理解ができないと話をしてきました。
そんな中、先日とあるコラムを読んで目からうろこが落ちました。
作家のアルテイシアさんの『「結婚できない女」と「結婚できない男」、その決定的な違いについて 』です。
このタイトルや内容は男性から納得いかない意見もあるだろうなぁ~と思いながら読み進めていたのですが、途中でまさにわたしが思っていることがアルテイシアさんの解釈で説明されていました。(以下一部抜粋)
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男子の話はつまらなくて記事にならないことが多かった。なぜつまらないかというと、男子は自己開示すること、自分の感情を言葉にすることが苦手だからだろう。
女子はシャイで口下手なタイプでも、「その時にどう思った?」「なぜそう思ったの?」と深掘りしていくと、興味深い本音やエピソードが出てくる。一方の男子は「よくわからないです」「あんまり考えたことないです」とまことに薄っぺらく「おまえの話はつまらん!!」となってしまうのだ。
彼らは(自分の得意分野などの)知識は語れるが、自分の感情は語れない。それは「感情よりも理性を優先すべき」と刷り込まれて、己の感情を深く見つめた経験が少ないからじゃないか。
自分の感情がわからないと、他人の感情もわからない。自分の感情を大切にしないと、他人の感情も大切にできない。感情を言語化できないと、他人と理解・共感しあい、深いつながりを築くことも難しい。
そこにも「男は弱音を吐くな」「弱みを見せるな」「男は黙ってサッポロビール」的なジェンダーの抑圧があるのだろう。そのため男同士でも本音をさらけ出し、語り合う機会が少ないのだと思う。潜在的な競争相手である男に対しては、たとえ仲がよくても弱みを見せられないということなのかもしれない。
***
読まれたみなさんがどう思われたかわかりませんが、わたしには、それだー!という気持ちでいっぱいでした。
この作家さんが、わたしと同じ女性で40代で神戸出身と共通点があるから似た考えになるのかもしれないけれど、とてもしっくりきて、胸にストンと落ちました。
今は男女差をなくそう、男だから泣くなとか、女だからおしとやかになんてこともないジェンダーフリーである世界になろうとしていて、それは素敵でいいなと思う反面、わたしは男の子には強くカッコ良くいてほしいと願ってしまう昭和の女なので、つい強さを求めてしまう時もあります(けれど40年も生きていると実際は男の子の方が弱く可愛い生き物だと思っているw)
そんな強さを求めた結果が、自分の気持ちを伝えることに不器用な高倉健たちが生まれてしまったのか、、、と
こんな風に理解(解釈?)できたことは大きく、これを頭の中に置いた上でわたしも伝え方や聞き方を考えていくとまた何か変わるかな。
でもPUBGはコミュニケーションが大切なゲームだし、高倉健だから仕方ないねとはならない鬼のお母さんがまた出てくるとは思いますw
しかしながら、鬼ながらも世話を焼き過ぎずに、まんぼう達の成長を忍耐強く待ちながら、上手く促せるようにわたしも努力します。
そうやって、嬉しい、ムカつく、悲しい、楽しい、もっと一緒に共有して、仲間のことを理解して強くなろう。
というまんぼう宛のような今回のnoteでしたw
あ、これだけ見ると、まんぼう達は意識低すぎとか未熟すぎるんじゃない?
と思われるかもしれません。
もちろん足りてないのは事実ですが、わたしの望む所が高すぎるということもあり、そのため低く見えてしまうということもご理解くださいw
PJC最下位だったのが、四苦八苦しながらも1ヶ月で昇格するだけの努力はしているまんぼう達ですから。
それでは今日はここまで。
読んでくれてありがとう。
また次回🌸
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