自分の意見が無いと悩むあなたへ(わたしへ)
わたしは、何かを調べるのが得意です。
知りたいものがあったらどうやって調べようか?次々にアイディアが
浮かんできて大体のことは目的に辿り着きます。
反面、調べるのが得意故に自分の意見が無いのです。
挙句の果てに自分で「こうかな?」と思ったことすら
答え合わせ感覚で調べてしまう時まであります。
『調べて納得したこと・共感したことが自分の意見になる』
こんな感じで自分の中から何も湧き出てこないような感覚。
「わたしって薄っぺらいな。」と悩んでいました。
そんな時マーク・トウェインの著、「人間とは何か」という本に出会いました。「トム・ソーヤの冒険」の著者の作品です。
その中には
『人間は機械にすぎない』という言葉があります。
え?人間の良さ全否定するじゃん。と私は思いました。
しかしそれは、意見を形づくっているものというのは、
『読んできた本』『誰かとの会話』『先人たちから受け継がれてきた思考や感情』であり自分の意見を作り出したものは、たとえどんなに小さなものでも誰かからの借り物に過ぎない。
それらを組み合わせたりしてアウトプットしているだけの機会だ。
という主張でした。
極端ではあるけれどこの言葉に出会ったとき、今のままでもいいのかも。と
安心したのを覚えています。
何かを生み出せる人、自分の言葉を持っている人。をうらやむ反面、
自分にはないんだと落ち込んでいたからです。
どんなに雄弁な人でも、どんなに革新的なアイディアを生み出す人も
"組み合わせるのがうまいんだ"と思うと全く別の世界の人という
感覚が薄くなった気がしました。
もちろん組み合わせるために必要な知識・経験の多さにもよるでしょうが
その基礎を築く方法すらも誰かの賜物なのかもしれないですね。
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