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NYでも基礎英語を活用していた私のトレーニング法
こんにちは。
翻訳者/英語コーチのMariです。
10年ほど前、夫の仕事の都合でニューヨークに住むことになった私。学生時代から英語は好きでしたし、一応英会話の本などで復習したつもりで渡米しましたが、いざ生活を始めてみると、聞き取れないし話せない・・・。
そんな私がやったトレーニングのひとつがシャドーイング(流れてくる英語音声のすぐ後を追って復唱する方法)です。有名な方法なので、やってみようと思っている方も多いかと思います。
これから始めようと思っているけれど、教材選びに悩む・・・というときに心がけてほしいのが、
読んだり聞いたりするのが簡単過ぎると思えるくらいの教材を選ぶ
ということです。
その理由は
自分が読める、聞き取れるレベルの英語でも、口に出すとなると難しいから
ほぼ何も見ないでシャドーイングできる教材のほうが「ながら学習」ができて習慣化しやすいから
です。
当時の私が選んだ教材はNHKの基礎英語1~3でした。
「なぜ基礎英語?海外にいるなら現地のテレビ番組とかたくさん見ればいいじゃん」と思うかもしれませんが、当時の私にとってはシャドーイングはおろか、聞き取るのも難しいレベルでした。
また、いろいろ調べてみると、シャドーイングで最大限の効果を得るには簡単な教材を選ぶべきと言われているようでした。自分が読める、聞き取れるレベルの英語でも、口に出すとなると難しいからです。だから、最初は簡単すぎるくらいの教材(基本的に単語を調べなくても理解できる、音だけで理解できるもの)を使うとよいということでした。
自分が読める、聞き取れるレベルや読めるレベルと口に出せるレベルは違うということは、現地で嫌というほど実感していました。じゃあ基礎英語からやってみようということになったわけです。
ちなみにマンハッタンには紀伊國屋書店があるので、テキストやCDも手に入りました。脱線してしまいますが、日本の漫画の英語版などもたくさん置いてあって面白いですよ~↓↓↓
話をシャドーイングに戻して・・・
私のやり方は、
①テキストを見ずに音源を流してシャドーイング
②聞き取れなかったところはテキストで確認
③②の箇所を中心にもう一度シャドーイング
というシンプルなものでした。
自分にとって、読んだり理解したりするには簡単なレベルの教材を使ったので、いきなり何も見ずにシャドーイングするところから始められました。このレベルの教材を選んだことで①と③は料理などの家事をしながらでき、英語学習を日常生活に組み込むことができました。
また、基礎英語は英文だけでなく解説もあるので、これを聞くことで文法の復習にもなりました。
「簡単な」と先ほどから連呼していますが、実際やってみると、最初はすらすらシャドーイングできないこともありました。こういうのってちょっとショックですよね・・・。
でも、そこはプライドを捨てて続けました。
実は、現地の英会話学校にも通ったのですが、周りの積極性や自分の能力の低さに心が折れ、あまり上達しないまま終わりました。
今考えると、トレーニングもせずにいきなり試合に出て大けがして帰ってきた、みたいな感じだと思います。
この大けがを経験した後、自分でトレーニングをしなおして、少しずつ自信をつけていきました。そして、最終的には現地の大学の研究室で働いたり、英語で接客したりできるようになりました。
もちろん、シャドーイングだけで英会話が上達するわけではありません。シャドーイングでは自分の言いたいことを考えて英語を話すというトレーニングはできないので、そこは別の勉強や練習が必要です。
でも、シャドーイングを続けたおかげで、リスニング力や発音が鍛えられ、口が以前よりもなめらかに動くようになったと感じました。
シャドーイングはおすすめの勉強法として紹介されることが多く、挑戦してみようかなと思う方もいると思います。そのときはぜひ
自分にとって簡単過ぎると思えるくらいの教材を選ぶ
ということを心がけてみてください。
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