見出し画像

シャワーヘッドの設計(手書きイラストの3D化)

弊社では様々な分野のデザイン・設計をしていますが、手書きのイラストから実際に製作可能なデータを作成する場合もあります。今回はシャワーヘッドの事例をご紹介したいと思います。


手書きのイラストから線データを作成する

支給いただいたイラストをイラストレーターやCADを用いて線データ化します。また、イラストだけですと情報が足りませんので、想定されるターゲット層や価格帯など製品の情報をヒヤリングします。

線データを元に3Dデータを作成する

線データを元に3D化します。
イラストでは微妙な変化までは読み取ることは難しいため、この段階では複数パターン作成します。

3Dプリンターで試作する

シャワーヘッドは手に持って使うものですので持ち心地が重要になります。それはパソコンの画面だけではなかなか判断が難しいです。そのため3Dプリンターで試作品を作成し実際に手に持って確認頂きます。

量産できる形状に仕上げる

試作品の確認から最終形状が決まると、その形状を用いて量産可能な製品に設計していきます。
せっかく良いデザインが決まってもそれが量産できなければ意味はありません。シャワーヘッドの例で言えば、量産は射出成形で行いますので射出成形で成り立つ形状をしている必要があります。また、他の部品との組立方法も検討が必要になります。

こうしてデザインから設計まで完成したデータを用いて、金型を製作し量産を進めていきます。