見出し画像

理科で習った電気化学 覚える理科知識から使える理科の知恵教育

【電気化学と教育】
電気化学の基本はイオン化傾向です。貸そうかなまあアテにすんなや酷すぎる借金。大事なのは水素の位置。水素より卑な金属塩金属イオンは錆びる、溶ける。貴な金属は錆びにくい溶けにくい。

https://www.k-denka.co.jp/special/detail/masterid/61/

【十円玉の銅】
銅の十円玉を水に入れるとボウフラは死にます。銅も少し溶けます。

【銅イオンとイオン化傾向】
鉄イオンと銅イオンを同じ水にいれたら、銅イオンを鉄イオンが還元します。つまり鉄イオンは溶けたままですが、銅はイオンから金属になります。ただ、析出して銅めっきにはなりません。銅の微粒子としてコロイド溶液になるようです。

【金属イオンと金属コロイド】
こうした貴金属イオンが還元されて微粒子としてコロイド溶液になる現象はイオン化傾向から推測できます。めっきに比べて微粒子コロイド溶液の作製は用途が限られています。それがブルーオーシャンにも見えますね。

【金イオン】
金のイオンや微粒子も料理の味に関係すると言う人もいます。金の指輪をして米を研ぐと美味いと言います。金のイオンはイオン化傾向からは非常に少ない事が予想されます。だから金微粒子のコロイドの味なのか、卑な金属が酸化されてイオン化し溶けて味を変えるか、判断出来てないです。

【味覚とイオン】
鉄臭さは感じます。銅イオンはボウフラで証明できてます。ミネラルウォーターのカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウムも味が変わります。

【石鹸とイオン】
ナトリウムは石鹸に含まれます。ミネラルの多いミネラルウォーターだと石鹸の泡立ちが悪くなります。石鹸が水に溶けない石鹸カスになって泡立たなくなるからです。ナトリウムカリウムよりイオン化傾向が小さな金属イオンがあると石鹸が泡立たないです。

【イオンと電気化学の薬品】
この泡立たない現象を防ぐ薬品が石鹸には入っています。この薬品はめっき液などの電気化学の世界で活躍する薬品です。めっき液と同じだから悪者と思う人もいるでしょう。決して悪者ではないです。役に立つ薬品です。濃度次第です。適切な濃度なら役に立つ。濃すぎたら良くないかもしれないです。

【塩化物イオンの触媒作用】
カルキ臭は塩化物イオンが関係します。塩化物イオンは金属イオンの酸化還元に関係する触媒です。酸化させたり還元させたりする力はないと思いますが、酸化還元の反応のスピードアップをします。

【電気化学の微量薬品】
コロイド溶液中の保護コロイドという薬品(添加剤)、つまりコロイド溶液を作りやすくする微量の薬品はわりと未開拓な分野だと思います。液内、液表面、金属表面にいます。主に硫黄や窒素成分が金属と吸着します。

【極微量な金属イオン】
その他、金属に吸着しやすい金属としては鉛があります。鉛は軟らかく、べっとりべったりとした性質がミクロにもあります。

【知識から知恵】
こうした理科の知識は、使い方のヒントなのです。知識を使う時に役立つのだから、モノづくりをする時に知識を総動員するのです。役に立たない知識を学校で教えているのではないのですが、役に立たせる方法を教えないのが学校です。

【頭の使い方の教育】
知識を教えるだけでなく、知識から知恵に変えて頭の使い方を教える教育は、大学院でようやく出来ました。
もっと早くからそうした教育をすべきですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?